今朝、年賀状を投函してきた。
今年も義父母の分、店から出す分で合計700枚ちょっと。
家のプリンタを新しくしたのでプリントはスムーズで例年よりも時間はかなり短縮できた。
年々、年賀状は出さずにメールで済ませる人が増え、年賀ハガキの消費量は確実に減っている。
それにも関わらず、郵便事業会社では相変わらずの生産をしている。
年賀ハガキの売上は、郵便事業会社にとって年間を通じて一番大きいから
この売上を落とすわけにはいかないのだ。
それで郵便事業会社の社員たちや非正規のアルバイトにも販売ノルマを課している。
そのノルマは、アルバイトでも500~1000枚、
社員は1000枚単位で、中には10000枚という人もいる。
販売ノルマを断れば、労働契約の打ち切りや昇給見送りなどのプレッシャーをかけられるから
泣く泣く受けているのが社員やアルバイトの現状だ。
当然、さばき切れないから、その多くは金券ショップへ流れることになる。
金券ショップによっては、年賀ハガキ販売初日から店頭に出ているところもあるというから驚きだ。
1枚50円のものをいくらで買い取ってもらっているのかは分からないが、
金券ショップで売られている単価は、46~48円。
仮に10000枚を42円で買い取ってもらっていれば、8万円の自腹を切ることになる。
「この問題の諸悪の根源は郵政民営化です」という人が多いが、
年賀ハガキの流通が減っているのは誰の目にも明らかなのだから、
年賀ハガキによる売上を見直し、その他で増収を図るべきだ。
状況判断をし、売上確保のために売上計画の中身を修正していくのが民間企業だから
民営化されたといっても、まだまだお役所気分が抜けていないのだろう。
金券ショップで買い取った年賀ハガキが売れ残れば、
金券ショップの利益の中から廃棄処分されるか、
郵便局で5円の手数料を払って官製ハガキに交換するかだから
結局、儲けているのは印刷業者だけということになる。
かくいう私も今年は金券ショップで購入した。
家族の分も含めて750枚を46円で買ってきた。
4円×750枚=3000円
正規に買ったつもりなら、750枚のうち60枚をただでもらったことになる。
大量購入する者にとっては、金券ショップに流れ、安く買えるのはありがたいことだが、
この問題、なんかおかしいよね。