『三ばか大将(The Three Stooges )』 は、
1930年代アメリカで人気を博したコメディーグループで、
彼らが主演していた短編映画シリーズ。
さらにそれをテレビ用に編集して日本でも放送していた番組である。
『新・三バカ大将 ザ・ムービー』は、『三ばか大将』 のリメイク版で
2012年にアメリカで製作、公開されたコメディ映画。
日本では劇場公開されなかった。
【ストーリー】
ある日、孤児院の前にラリー、カーリー、モーの三人の赤ん坊が置き去りにされる。
三人は過激ないたずらで人々を困らせる問題児であったが、
院長は温かく彼らを育てていく。
そして年月は経ち、三人はいい歳した中年になるが、頭の中はまるで成長しておらず、
過激ないたずら、失敗はエスカレートするばかりであった。
そんな彼らに、孤児院が財政難によって取り壊されるという報せが入ってくる。
30日以内に83万ドルの債務を返済しなければならないことを知った三人は、
町に出て資金を集めようと奮闘するが、行く先々でトラブルを引き起こしてしまう。
モッズ頭でカラいばりのモー、 坊主刈りで石頭のカーリー、
途中まで禿あがったモジャモジャ頭のラリーの3人組が巻き起こすドタバタ騒動、
テンポの良さは子供の頃に見た 『三ばか大将』 そのもの。
『新・三バカ大将 ザ・ムービー』 は、ストーリーもしっかりとして人情味もある。
子供の頃は、坊主頭のカーリーが好きで、
いばり散らしているモーとインパクトが薄く感じたラリーは
あまり好きになれなかったが、
改めて見てみると三人三様の個性、面白さがあり、
やはり三人揃っての 『三ばか大将』 だった。
「これを毎週楽しみにしていたんだなあ」 と感慨深くなった。
『三ばか大将』 を知らない世代の人たちには、
ただのドタバタコメディにしか映らないかもしれないが、
昔見た人たちにとっては、懐かしさもあり、楽しさ満載だ。