ここ2週間、体調がスッキリせず、なんか疲れた感じが抜けなかった。
昨日の休みは午前中少しゆっくり寝ていようと思っていたが、
義母以外の家族がみんな用事があって早くから出掛け、
認知症の義母を看ていなくてはならなかった。
といっても私一人で看るのは午前中だけで良かったのだが、
目を離すと何をしでかすか分からない。
先日も義妹がトイレに入っている間に、
ご飯を炊こうとして電気釜のお釜をガスコンロに乗せ、
お鍋の蓋で蓋をし、火をつけていたということがあった。
話をしていると何度も同じ事を聞かれ、鬱陶しくなることもあるが、
幸い、この日の義母は食事をした後、新聞をじっくり読み、テレビを見ていてくれて
何も問題なく時間が過ぎた。
認知症のお陰で、同じ記事を何度も読み、その都度同じ感想を喋り、
テレビでサッカーのベルギー戦のハイライトが放送されるたびに
「キャーッ、危ない!」
「蹴れ!そこだ、入れろ!」
と夢中になって見ていた。
何度見ても同じシーンで同じことを言うのは、
認知症のために初めて見た気になっているからで
感動したり、ハラハラしたりするのがまったく同じところというのが面白い。
本人はまったく分かっていないだけに、ある意味、幸せだなあと思う。
一日も早く癌と認知症の特効薬が出来るといいのだが。