ぴ~まん’s ワールド

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映画 オデッセイ

火星での有人探査中に嵐に巻き込まれた宇宙飛行士の

マーク・ワトニー(マット・デイモン)。

他の乗組員はワトニーが死亡したと思い火星を去るが、彼は生きていた。

空気も水も通信手段もなく、わずかな食料しかない危機的状況で、

ワトニーは生き延びようとする。

一方、NASAは世界中から科学者を結集し救出を企て、

仲間たちもまた大胆な救出ミッションを敢行しようとしていた。

主人公の必死のサバイバルと彼を助けようとするNASA

乗組員たちの奮闘が描かれる。



とかくこの手の映画は暗く、重苦しい雰囲気のシリアス一辺倒なパニックSF映画に

なりがちだが、超ポジティブでハイなワトニーの楽しい火星生活が堪能でき、

エンターテイメント作品として楽しく見ることができます。

かといっていい加減で、ただおもしろおかしい映画ではなく、

きちんとした科学考証をもとに宇宙飛行士の英知と冷静な判断力、強い精神力で

一人ぼっちの火星での日々を乗り越え、救出に至る感動を呼んでいます。

どうやって火星生活を凌いだのかは、見てのお楽しみ。


クライマックスの救出劇シーンでは、

久しぶりにハラハラ、ドキドキしながら見ている自分がいました。

「アポロ13」の続編的な映画と言って良いかもしれない。

しいていえば、火星に一人取り残されてしまったのだから、

厳しい訓練を受け、あらゆる面でタフな宇宙飛行士といえども

孤独にさいなまされたり、強い緊張感に押しつぶされそうになったりというところが

もう少しあっても良かった。

懐かしい音楽が流れるのも良かったです。


中国はハリウッドにまで食指を伸ばしているのか?

はたまたアメリカにとって中国は欠かすことのできない存在になっているのか?

穿った見方をしたくなる場面もあります。(考え過ぎかな?)



「オデッセイ」とは辞書によると、波乱に富んだ長期の放浪冒険旅行とあります。

しかしこの映画は火星探査でのアクシデントによる

一人の宇宙飛行士の長期火星滞在であり、その救出劇です。

放浪旅行でもなければ、好き好んで行った冒険旅行でもない。

原題は「The Martian」(火星の人)であり、

そのままの方がピッタリなタイトルの映画。

何故、邦題を「オデッセイ」としたのか?



☆5つです!
☆ ☆ ☆ ☆ ☆