映画 バットマンVSスーパーマン ジャスティスの誕生

世界的人気を誇るスーパーヒーロー、バットマンとスーパーマンが

互いに全力を尽くしてバトルに挑む姿を描くアクション大作。

バットマンは、幼い頃に両親の殺害現場を目撃したという過去のトラウマから

犯罪者一掃に力を注ぎ、

片やクリプトン星からやってきた超人的能力を持つスーパーマンは、

その力を人類のために惜しみなく使ってきた。

だがスーパーマンは、その強大な破壊力を持つがゆえに、

人々からバッシングを受けるようになってしまう。

英雄から一転、悪者扱いされるようになってしまったスーパーマンを相手に

激しい戦いを繰り広げるバットマンとの対決が見どころ。

　　

スーパーマンとバットマンといえば、

アメリカ人にとってというより世界的な二大スーパーヒーロー。

この二人を対決させるという話をよく考えたものだ。

日本でいえば、鉄腕アトムとウルトラマンを対決させるようなもの。

どちらにも負けてほしくないというのが多くの人の本音だと思う。

個人的には、子供の頃から

「空を見ろ!」「鳥だ!」「飛行機だ!」「いや、スーパーマンだ!」で

親しんでいたスーパーマンに圧倒的な強さで勝って欲しかったけど、

バットマンもスーパーヒーローですからねえ。

～ちょっとネタバレ～

スーパーマンを倒したいレックス・ルーサーの罠に嵌り、

バットマンはスーパーマンに敵対意識を持つようになって

二人は対決する羽目に陥ってしまう。

この対決の後、ルーサーを捕らえて終わりになれば良かったのだが、

ルーサーは、クリプトン星の怪物を復活させ、

バットマンとスーパーマンを亡き者にしようとする。

そして、その怪物を倒すのに

怪力や飛行能力などを有する屈強な美女『ワンダーウーマン』までも

登場させたのは頂けない。

バットマンとスーパーマンの対決までは、それぞれのらしさがあって良かったのに

怪物とワンダーウーマンが出てきて、

それまでの緊張感が一気に吹き飛び、漫画チックになってしまった。

さらにその余計なものの登場のために

上映時間が２時間４５分という無駄に長いものになってしまっている。

怪物とワンダーウーマンを登場させなければ

２時間そこそこの素晴らしい映画になっていたと思うだけに残念です。

次回作ではキングコングとスパイダーマンでも登場させるのか？

そして悪役ルーサーは、もう少し悪賢そうなオッサンのほうが良かった。

でもバットマンらしさ、スーパーマンらしさは充分に堪能できました。

怪物とワンダーウーマンが出てこなければ文句なしの☆５つだったのに

☆４つです！

☆ ☆ ☆ ☆ ★