ぴ~まん’s ワールド

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水道民営化

水道法改正案が参議院を通過した

改正水道法は施設運営権を民間企業に委託する「コンセッション方式」の導入を認めており、水道事業の民営化につながる

世界を見渡すと水道の民営化に踏み切った国は何ヵ国もあり、そのほとんどの国が民営化による弊害に苦慮している


民間企業は利益を追求する

利益が出なければコストカットに走る

人員削減はその最たるもので、人が少なくなれば管理漏れが出るのは誰でも容易に想像できる

人口の少ない地域では利益が出ず、料金を上げざるを得ない

利益が出ないと思われる地域の水道管理に手を挙げる業者が出なかったらどうするのか?

赤字続きになれば古くなった水道管の交換時期の延期は免れず、水質低下を招く

民営化した国々でも水質低下、水道料金高騰といった問題が起きている

ある国では蛇口を捻ると茶色い水が出るようになった

フランスでは民営化したものの問題続出で再び国営に戻している


水は人が生きるために必要不可欠なもの

安心、安全な水があるから日々の生活を営むことができている

茶色い水ではお米を研ぐことも炊くこともできない

また水道料金が上がれば日々の生活に支障が出るだけでなく、多くの業種でコストアップが起きる

水質が低下したり、料金高騰が起きれば消費税率アップなどと比較できないほどの問題となる

人が生きていくうえで必要不可欠な水の問題は、人の生命に関わってくると言っても過言ではないだろう

生命に直結するインフラを経済優先で見ているとしか思えないこの法案を提出し、可決させた人たちの気がしれない