『カリスマ的巨匠』世界の小澤が亡くなった
「音楽は言葉も国も宗教も政治も超えて人と人の心をつなげることができる
みんなでひとつになれる」
その歩みは世界中の音楽家、音楽愛好家を唸らせ続け、音楽に国境がないことを体現してみせた
子供のためのプログラムでもN響の指揮台にも立った
さほど音楽に興味のない人も引きつけるカリスマ性があった
順風満帆な音楽人生だったが、晩年は病との闘いだった
05年ごろから高齢のため体調を崩す機会が増えた
70歳を迎えた同年末に白内障を手術
翌年に帯状疱疹、角膜炎を患い、音楽活動を休止した
10年には食道がんを公表し、手術で全摘出した
その度に小澤征爾は復活して指揮台に立ち続けた
音楽をこよなく愛し、その音楽に人生をかけた小澤征爾さんの御冥福をお祈りします