チリの落盤事故で地中700mに閉じ込められている33人の救出が
現地時間13日午前0時(日本時間同日正午)からいよいよ始まる。
落盤事故から約2ヶ月、33人の生きようとする精神力には頭が下がる。
暗く、蒸し暑い地下700mに閉じ込められ、
地上からの救出を待ちわびるだけの毎日はどれだけ長く感じられただろうか?
さらに驚かされたのが救出の順番を譲り合っていること。
誰もが我先にと争いが起きても不思議ではないのに
仲間としての結束力が強いのだ。
当初の予定では救出には4ヶ月かかると言われていた。
それが2ヶ月に短縮できたことは素晴らしいことだが、
それでも2ヶ月もの間、満足に食事も出来ず、
ゆっくり横になって寝ることも出来なかったのだ。
そんな33人が争いごとも無く、仲間を労わり合ってきたことには感服するばかりだ。
狭い救出用カプセルに一人ずつ乗り、引き上げられていくのだが、
全員救出には48時間かかるという。
2ヶ月耐えたのだから48時間くらいなんということはないと思いがちだけど、
すでに2ヶ月も耐えてきたのだ。
2ヶ月は長い!
その上の48時間だ。
待ち焦がれていた48時間を彼らはどのような気持ちで過ごすのだろうか?
あと48時間耐えれば助かると思う気持ちでモチベーションを保って欲しい。
人が生きようとする強い心、命は大切なものだということ、
人は一人で生きているわけではないことを
全世界の人に再確認させてくれた大きな事故だけに