ぴ~まん’s ワールド

仕事も遊びも楽しくやろう 楽しくなければ人生じゃない

夢心地から一転

昨日の帰りの電車の中での出来事。

電車は通勤客とは逆方向なので空いていて、

私は進行方向右側の3人分空いている席の真ん中に座った。


左斜め前に30歳くらいの男が座り、居眠りをしていた。

グレーの今どきの若い人が好むようなスーツを着ていたが、

靴はまったく手入れされておらず、せっかくのお洒落も台無しだ。

彼の右側には60歳くらいのオジサンが座っており、左側には網棚に繋がるパイプが立っている。


爆睡している。

上体が前に倒れ、右隣に座っているオジサンの前を遮るように右に傾いていた。

オジサンは迷惑そうな顔をしていたが、そのままにしていた。


電車は一駅目までの区間は割りとゆっくりとした感じで走っていたが、

二駅目に向かうときは結構スピードを出していた。

彼は電車の揺れに合わせるように体を揺らしながらいっそう右に傾いた。

天国にでも居るかのような心地良さなのだろう。


やがて電車は二駅目のホームに差し掛かりブレーキを掛けた。

彼の上体が一気に大きく、そして勢い良く左へ傾いた。

ゴンッ!

鈍い音と共に彼は目を覚まし、

何が起きたのか訳が分からないといった表情で辺りをキョロキョロした。
      https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/p/p-man99/20010101/20010101000910.jpg

そしてほんの数秒の後、左手で頬のあたりを押さえるようにうずくまった。

思いっきり頬骨のあたりをパイプに打ち付けたのだ。


周りの乗客は声が出るのを必死に抑えながら笑っている。

右隣に座っていたオジサンだけが目を真ん丸くしてキョトンとしていた。


電車はホームに止まり、ドアが開いた。

彼は立ち上がってヨタヨタとした足取りで降りていった。

本当に降りる予定だったのか?

みっともないと思って降りてしまったのか?


彼が降り、電車が再び走り出すと二人組みの女子高生は

これ以上面白いものは無いといった感じで大爆笑。http://www.geocities.jp/dongwu60/XIAO8.gif


電車の揺れに任せて居眠りするのって気持ち良いんだよねえ。

でも彼みたいにならないように気をつけよう!