アルツハイマー治療薬の開発のために突然変異的に高い知能を持った猿のシーザー。
そのシーザーは人類に裏切られ、
自分の仲間である猿を率い、自由のために人類との戦いに向けて立ち上がる。
人類の傲慢さが、猿の知能を発達させてしまう要因となり、
人類にとって最大の危機を巻き起こしていく。
『猿の惑星・創世記』と題名はなっているが、
過去の「猿の惑星」シリーズとは繋がりがあるような無いような。
しかし、これはこれで面白い映画になっている。
化学の発展のため、金と名声のためという人類のエゴがもたらしてしまう猿の突然変異。
人類の英知は無限大の可能性を秘めているが、
手を出してはならないこと、やってはならないことがある。
アルツハイマー新薬開発が発端となっているが、
映画の中に出てくる猿はすべてCGだという。
子供のように無邪気な表情や相手を威嚇するときの牙をむく表情などは野生動物そのもの。
突然変異してしまったシーザーだけは人に近い表情をするが、
その他の猿はまったく猿だ。
以前の「猿の惑星」などよりもはるかに自然体で見ることが出来る。
話の展開は読みやすいが、人と猿との感情のやり取りなどを上手く取り入れている。
娯楽映画として充分堪能できます。
高度な知恵を持ってしまったシーザーは純粋な猿として生きていけるのか?
シーザーのこれからを思うと可哀相な気がする。
☆5つです!
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