ぴ~まん’s ワールド

仕事も遊びも楽しくやろう 楽しくなければ人生じゃない

ぼけたらあかん 長生きしなはれ

ぼけたらあかん 長生きしなはれ

年をとったら、でしゃばらず、憎まれ口に、泣き言に、人の陰口、

愚痴言わず、他人のことは、誉めなさい



聞かれりゃ教えてあげてでも、知ってることでも知らんふり、

いつもアホでいることです、やさしく見守り励ましなさい



勝ったらだめです、負けなさい

いずれお世話になる身なら、若いものには、花もたせ、一歩下がって、

譲るのが、円満にいく、コツですよ

いつも感謝を忘れずに、どんな時でも、 はい、ありがとう



お金の欲を捨てなさい

いくらお金を持ってても、死んだら持ってはいけません

あの人はいい人だった、と言われるように、

生きてるうちにバラまいて、山ほど、徳を積 むことです



それでも、それは表向き、ほんとはお金を離さずに死ぬまでしっかり持ってなさい

人にケチだと言われても、お金があるから大事にし、みんなちやほやしてくれる

内緒ですけど、本当ですよ



昔のことは、みな忘れ、自慢話は、しなさんな

わしらの時代は、もう過ぎた

いくら頑張り、力んでも、身体がいうことききません

あんたは偉い、わしゃあかん、そんな気持ちで老いなさい



我が子に孫に、世間様、どなたからでも慕われる、いい年寄りになりなさい

ボケたらだめです

そのために、頭の洗濯、生きがいに何か一つの趣味持って、

せいぜい、長生きしなさいよ


                 天牛新一郎(てんぎゅう しんいちろう)



天牛新一郎は、明治四十年に露店の古本屋を初めて以来八十年、

「高く買い、安く売る」をモットーとした商法、お店の本の在庫量、

その人柄、すべてにおいて大阪一とうたわれた天牛書店の創業者。

その天牛新一郎が94歳の頃書き残した人生訓が

「ぼけたらあかん 長生きしなはれ」である。

松下幸之助がこれを見て気に入り、色紙に書いたことから有名になった。


大阪の言葉で、やさしく言っているので言葉に温か味と年輪を感じます。

「歳を取ったら気張らず、欲ばらず、楽に生きなさいね」ということでしょう。

こんな年寄りになれたら良いですね。

         https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/p/p-man99/20010101/20010101000430.jpg