民主党では無理！

民主党が消費増税法案で分裂しそうになっている。

ドジョウ率いる増税派と小沢率いる増税反対派だ。

今のままでは社会保障が足りなくなり、ある程度の増税は止む無しなところがあるが、

民主党は総選挙時に歳費削減、無駄使い削減でいろいろな社会保障費は十分賄えると言った。

さらに４年間は増税しないとも言い、選挙公約に反することを堂々とやろうとしている。

それに反発しているのがぶっ壊し屋の小沢で、

小沢は増税する前にやることがある。

それをやると約束して国民の支持を得て、与党第一党になったのだから

それを反故にしてはならないと言っている。

第二のギリシャにならないためにも、社会保障をしっかりさせるためにも増税は必要、

さらに歳費削減もやらなければならず、どちらの言い分も決して間違っているわけではない。

が、見ていると、民主党、自民党を筆頭に政局に目が行っていて、まったく国民のほうを向いていない。

今やらなくてはならないことは、景気を回復させ、震災復興させること。

不景気で円高な現状で増税すれば、中小企業をはじめ苦しむのは国民だ。

まずは小沢の言う歳費削減、国会議員定数削減を速やかに実施し、増税議論はそれからが筋だろう。

しかし、増税派も反増税派ももっともらしいことを言うが、

本音は次回の選挙で再当選したいという保身が見え見えだ。

社会保障法案は棚上げ、先送りで増税だけは三党合意を取り付けて、さっさと決めてしまい、

党内をまとめることもできない、マニフェストは無視する民主党が与党では、

震災復興、原発問題も遅々として進まず、ほかの法案成立もままならない。

民主党を設立した当事者である鳩ポッポとぶっ壊し屋小沢が先頭に立って反対し、

民主党をまとめようとしないのが民主党の本当の姿をよく表している。

自民党のやり方も汚い。

国民の支持を得にくい消費増税は民主党にやらせて、

その後、解散に追い込んで与党第一党になろうとしている。

こんな政治家集団では日本はよくなるどころか衰退していってしまうだけだ。

民主党にしても自民党にしても任せて安心とはとても思えない。

現政治家の顔ぶれを８割くらい取り替えなければ政治改革は望めないだろう。

いったい誰が日本の窮地を救うのか？

これからの日本はどうなるのか？