1960年代から70年代にかけて一世を風靡したモータウン・サウンド
その代表的な歌手 ダイアナ・ロス が所属していた シュープリームス をモデルにしたミュージカルの映画化作品。
仲の良い友人同士で結成した黒人女性3人組ボーカルグループ “ドリーメッツ“ が
栄光と挫折 、喝采と中傷 、女の友情と男の野望 など様々なことを経験しながら
スーパースター “ザ・ドリームズ“ になるまでのサクセス・ストーリー
当時の黒人差別の酷さもよくわかる。
映画館は50~60代のおじさん、おばさんでほぼ満席。
みんな青春時代に聞いたモータウン・サウンド、ダイアナ・ロス、シュープリームスを思い出しながら観ていたのだと思う。
ミュージカルといってもわざとらしくセリフを音楽に乗せている感じはなかったし、
冒頭からパワフル&ソウルフルな歌の連続で130分という長さを感じさせない。
話もテンポ良く進み、所々に入ってくるショーのシーンが華麗で観ていて飽きさせない。
それにしても黒人の持つリズム感の良さ、圧倒的なパフォーマンス、声量感溢れる歌はみごと!
主役の ビヨンセ・ノウルズ はグラミー賞受賞者、
それよりも目立ったチョイでぶエフィ役の ジェニファー・ハドソン の歌は実にパワフル 、
そして何より歌のうまさに驚いたのが エディ・マーフィー
観る前は「なんでエディ・マーフィーなんだよ」と思ったが、まさにはまり役。
“ザ・ドリームズ“ 3人が歌うシーンは見ごたえ、聞きごたえ充分です
最後はちょっとウルウルさせられたし、
これぞ エンターテイメント といった映画です。
しいて難点を挙げれば、もっと印象に残る曲があると尚良かったと思う。
ダイアナ・ロス や シュープリームス の曲をよく知っている人たちには、そのあたりがイマイチだったのではないか!?
それでもサウンド・トラックのCDは欲しい!
パワフル&ソウルフルな曲の連続なので、音響効果の良い映画館で観て欲しい作品です。
星4つです ☆ ☆ ☆ ☆ ★