グリーンピア(大規模年金保養施設)など福祉施設への流用は打ち切られているが、
保険料徴収にかかわる年金事務費や住宅融資への債権回収費などは現在も増え続けている。
記録漏れ問題だけでなく、保険料の使途も問い直されそうだ。
年金事務費への保険料流用は、橋本龍太郎首相(当時)が
98年度から国の一般会計予算をスリム化させるため、財政構造改革法に基づいて開始した。
潤沢な年金資産で、年金事務の経費を賄おうというものだった。
その後、
などに事務費が使われていたことが発覚。
保険料徴収にかかわる年金事務費や住宅融資への債権回収費などは現在も増え続けている。
記録漏れ問題だけでなく、保険料の使途も問い直されそうだ。
年金事務費への保険料流用は、橋本龍太郎首相(当時)が
98年度から国の一般会計予算をスリム化させるため、財政構造改革法に基づいて開始した。
潤沢な年金資産で、年金事務の経費を賄おうというものだった。
その後、
社会保険庁長官の交際費 |
職員の娯楽のためのゴルフ用品やカラオケセット、テニスコート建設 |
政府・与党は04年に「保険料の使途は年金給付に限定する」ことで合意した。
しかし、国の財政負担を減らすためにはやむを得ないとする財務省の主導で、
その後も事務費への流用は特例措置として継続され、
06、07両年度(予算ベース)で計2000億円が計上されている。
先の通常国会では「保険料徴収などの経費は給付と密接不可分なコスト」(柳沢伯夫厚労相)との理由で、
給付以外への流用の恒久化を盛り込んだ社保庁改革関連法が成立。
これにより、流用額は今後も膨らみ続けることが予想される。
流用の恒常化に関し、社保庁は「年金事務費の使途は保険料徴収に関係する経費に限定する」と説明。
同改革関連法では、保険料を年金給付以外に使用する場合、インターネット上での公開を義務付けている。
しかし、こうした流用が
野党は「事務費はバケツの穴になる恐れがある」と批判しており、
保険料流用の是非が再び問題化する可能性がある。
しかし、国の財政負担を減らすためにはやむを得ないとする財務省の主導で、
その後も事務費への流用は特例措置として継続され、
06、07両年度(予算ベース)で計2000億円が計上されている。
先の通常国会では「保険料徴収などの経費は給付と密接不可分なコスト」(柳沢伯夫厚労相)との理由で、
給付以外への流用の恒久化を盛り込んだ社保庁改革関連法が成立。
これにより、流用額は今後も膨らみ続けることが予想される。
流用の恒常化に関し、社保庁は「年金事務費の使途は保険料徴収に関係する経費に限定する」と説明。
同改革関連法では、保険料を年金給付以外に使用する場合、インターネット上での公開を義務付けている。
しかし、こうした流用が
年金財源を目減りさせているのも事実だ |
保険料流用の是非が再び問題化する可能性がある。
◆年金保険料のうち給付以外に流用された総額◆
<旧年金資金運用基金関係>
グリーンピア建設費 3140億円
被保険者の住宅融資 1兆5400億円
事務費交付金 5100億円
福祉医療機構への支出 120億円
<社会保険庁関係>
年金福祉施設の整備費1兆4000億円
年金相談などの経費 1兆9000億円
年金事務費 1兆円
委託事業 2000億円
総計 約6兆9000億円
※1945~07年度までの総額。06、07両年度は見込み額
<旧年金資金運用基金関係>
グリーンピア建設費 3140億円
被保険者の住宅融資 1兆5400億円
事務費交付金 5100億円
福祉医療機構への支出 120億円
<社会保険庁関係>
年金福祉施設の整備費1兆4000億円
年金相談などの経費 1兆9000億円
年金事務費 1兆円
委託事業 2000億円
総計 約6兆9000億円
※1945~07年度までの総額。06、07両年度は見込み額
【毎日新聞より】
これだけ流用されていて、年金が足りないなどと言われても国民は誰も納得出来ないだろう。
ましてや、職員の娯楽のためのゴルフ用品やカラオケセット、テニスコート建設などもってのほか!
流用したお金はすべて国民が預けたお金なのだ。
他人のお金を勝手に使った横領 となんら変わりない。
年金納付は国民の義務であるにも係わらず、年金納付率改善も見られない。