10/18 NHK総合 23:00~「ドキュメントにっぽんの現場」で放送された
リレー・フォー・ライフ イン 芦屋 |
リレー・フォー・ライフとは、1985年にアメリカ・ワシントン州シアトル郊外で、
アメリカ対がん協会のゴルディー・クラット医師が始めたイベントです。
マラソンが得意なクラット氏が大学の陸上競技場を24時間回り続けるなか、
友人たちは30分間だけ医師と一緒に回るごとに25ドルずつ寄付しました。
その結果、1日で2万7千$が集まりました。
参加者を増やすために翌年からは医師、患者やその家族、
友人が数人ずつのチームを組むリレー形式になりました。
24時間歩き続けるなかで、参加者の間にがんと闘う連帯感が生まれたのです。
単なる資金集めのイベントとしてではなく、地域社会全体でがんと闘うための連帯感を育む場として
リレー・フォー・ライフは大きく広がり、現在では全米4000カ所以上、世界20ヶ国以上で行われるように
なりました。
リレー・フォー・ライフは大きく広がり、現在では全米4000カ所以上、世界20ヶ国以上で行われるように
なりました。
開催方法は様々だが、共通するプログラムとして
「サバイバーズ・ラップ」(がんと闘う人たちの勇気を称え、がん患者やがんを克服した人たちが歩く)、
「ルミナリエ」(がんで亡くなった人たちを偲び、一人ひとりの名前を記した紙袋の中にろうそくを灯して並べる)などがあります。
ほかにバンド演奏、ゲーム、バーベキューなど様々なイベントで盛り上がります。
「サバイバーズ・ラップ」(がんと闘う人たちの勇気を称え、がん患者やがんを克服した人たちが歩く)、
「ルミナリエ」(がんで亡くなった人たちを偲び、一人ひとりの名前を記した紙袋の中にろうそくを灯して並べる)などがあります。
ほかにバンド演奏、ゲーム、バーベキューなど様々なイベントで盛り上がります。
リレー・フォー・ライフ HPより
このリレー・フォー・ライフを日本で行った時の模様を放送したものです。
参加者は、現在癌と闘っている人、過去に癌を発症し克服した人、またその人たちの家族や友人、
ボランティアスタッフ、地域の支援者達です。
各々グループがリレー形式で24時間歩き続けながら、仲間とのコミニュケーションを図り、
亡くなられた人たちを偲びました。
現在癌と闘っている人の中には、前日まで抗癌剤からの免疫力、体力回復に努め、
医師からやっと参加許可をとった人もいます。
昨年参加した人の中には、今年になって亡くなられた方もいました。
私がこの放送を見て一番感じたことは、参加者の表情がとても明るいこと。
ゴールの後は、みんな達成感に満ち溢れ、生き生きとした表情をしていました。
参加することによって同じ病気と闘っている仲間が出来、お互いに力を与え合い、
病を患ったときに、
「病気だから」 「どうせ良くならないのだから」 と諦め、落ち込んで過ごすのも一日。
こうして仲間と生きる活力を分かち合い、前向きに生きるのも一日。
そして仲間と共に前向きに生きることが免疫力を高めるということを教えてもらいました。
いざ、そういった状況になったときに、私がそう出来るかどうかには疑問符が付きますが、
このイベントに参加した人たちを見ていると、出来そうな気がしてくるし、
全国には、このイベントに参加したくても参加できない癌患者は大勢います。
そしてその人たちもそれぞれに闘っています。
健常者の私が元気を貰えたイベントでした |