おかあさん |
おかあさんは |
どこでもふわふわ |
ほっぺは ぷにょぷにょ |
ふくらはぎは ぽよぽよ |
ふとももは ぼよん |
うでは もちもち |
おなかは 小人さんが |
トランポリンをしたら |
とおくへとんでいくくらい |
はずんでいる |
おかあさんは |
とってもやわらかい |
ぼくがさわったら |
あたたかい 気持ちいい |
ベッドになってくれる |
とても温かさとやさしさを感じ、微笑ましい情景が浮かんでくる詩だ。
子供が母親を慕い、母親とのスキンシップを楽しみ、
笑顔で甘えている姿が想像できる。
母親への思慕を込めて綴ったもので
「第48回晩翠わかば賞」 に学校を通じて応募し、佳作を受賞していた。
しかし、拓海君は4月1日、母親の西山未紀容疑者(30)の手により、
電気コードで首を絞められ殺害された。
周囲の人たちは、母親は子供思いで 「子供が生き甲斐」 と話していたと言い、
学校には毎日のように送り迎えをし、仲良く手を繋いで歩いていた。
拓海君も 「お母さん、大好き」 と言っていて、
誰もが仲の良い親子という姿しか浮かんでこない。
そんな親子に何があったのか?
なぜこんな無残な形で終わりを迎えたのか?
母親は美人と評判で、戸籍上の結婚歴はなかったがシングルマザーだった。
「収入がなく、将来が不安になってやった」
「誰にも相談出来なかった」
と供述していることがわかったが、なんとかならなかったのだろうか!?
それにしても 何故?
とても悲しく、胸が痛くなる事件だ。