9.7キロ13駅を約20分で結ぶ新交通システム。
コンピューター制御による自動運転で、
コンクリートの専用軌道をガードレールに沿ってゴムタイヤで走ります。
この線が開通するまで足立区のこの方面への交通ルートはバスしかない上、
交通渋滞も酷かったため沿線住民には待ち焦がれた開通でした。
~ちょっと雑学~
名付けられたと言われています。
熊野神社は元享年間(1321~1323)に豊島景村が、
紀州熊野から勧請したと伝えられています。
現在は表示板があるだけという寂しい状態となっています。
熊野神社は全国に約3千社あり、
そこの神官の名字が『鈴木』ということで、
鈴木一族、あるいは鈴木の名乗りを許された輩下の神官達が
全国に熊野信仰を広めたとされています。
それと同時に鈴木の姓も全国に広まって、
日本一多い名字になりました。
鈴木姓の発祥の地は紀州熊野のようです。
熊野前から宮ノ前付近は一般道路の中央を走り、梶原付近までまた直線が続きます。
駅前から遊園地へ続く公園があり、
駅から150mほどで あらかわ遊園 がある。
あらかわ遊園はもともと大正11年に大人の社交場として開園し、
近くに温泉も湧き、大いに賑わいました。
そして昭和24年に子供達の遊園地としてリニューアルオープン。
園内は小さな子供向けの乗り物ばかりで、親子連れが目立ちます。
入り口横には昔の都電の車両が置かれ、小さな子供たちには人気のスポットです。
また宮ノ前から梶原あたりは隅田川が近くを流れ、
終始発駅である三ノ輪橋、早稲田には車庫がなく、折り返し運転をしており、
ここに都電荒川線唯一の車庫があります。
乗務員の唯一の休憩所でもあり、
電車はここから三ノ輪橋、早稲田へと出て行き、戻ってきます。
車庫入り口には古い車両が展示されています。
乗降客は一番多いかもしれません。
歩道橋と高架の間に京浜東北線の電車が止まっているけど、わかりませんね。
一番高い高架線は東北・上越新幹線のものです。
昔、荒川線は王電(王子電車)と呼ばれていましたが、
いつからか荒川線となりました。
年配の人たちには、今でも王電のほうがピンとくるみたいです。
王子駅前を出ると、JRの高架下を通り、Uターンするような大きなカーブになり、
高架下を抜けると路線で一番の急勾配、
車の渋滞も激しく、運転手泣かせの区間です。
上りきって右へ曲がったところが飛鳥山駅。
すぐ近くに飛鳥山公園があり、
この公園は八代将軍徳川吉宗の指示で1270本の桜を植え、
大岡越前の時代、江戸庶民のためにこの地を花見の地にしたのが始まり
といわれる公園です。
江戸から現在に至るまで桜の名所となっており、
今の時季は紫陽花、秋には紅葉が楽しめる緑豊かな公園です。
飛鳥山公園の中には子供達が遊べる児童公園があり、
昭和24年製の都電、蒸気機関車D-51が置かれています。
飛鳥山公園には平成10年3月にオープンした
「飛鳥山3つの博物館」 があります。
「北区飛鳥山博物館」 「渋沢史料館」 「紙の博物館」
の3館を総称してこう呼びますが、わざわざ見に行くほどのことはありません。
その両岸は音無親水公園 となって、
夏でも涼しさを感じさせる憩いの場です。