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都電荒川線~②

      都電荒川線
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町屋駅前~町屋二丁目~東尾久三丁目熊野前

町屋駅前から熊野前交差点まで直線が続きます。

熊野前では、今年3月に開通した 日暮里・舎人ライナー に乗り換えられます。

日暮里・舎人ライナーはJR日暮里駅から足立区の見沼代親水公園駅まで、

9.7キロ13駅を約20分で結ぶ新交通システム

コンピューター制御による自動運転で、

コンクリートの専用軌道をガードレールに沿ってゴムタイヤで走ります。

この線が開通するまで足立区のこの方面への交通ルートはバスしかない上、

交通渋滞も酷かったため沿線住民には待ち焦がれた開通でした。

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                                熊野前                日暮里・舎人ライナー


 ~ちょっと雑学~

熊野前という駅名は、熊野交差点北側に 熊野神社 があったことから

名付けられたと言われています。

熊野神社は元享年間(1321~1323)に豊島景村が、

紀州熊野から勧請したと伝えられています。

明治11年八幡神社に合祀されたため、

現在は表示板があるだけという寂しい状態となっています。

熊野神社は全国に約3千社あり、

その元締めは紀州熊野三山(熊野坐大社・那智大社・速玉大社)。

そこの神官の名字が『鈴木』ということで、

鈴木一族、あるいは鈴木の名乗りを許された輩下の神官達が

全国に熊野信仰を広めたとされています。

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それと同時に鈴木の姓も全国に広まって、

日本一多い名字になりました。

鈴木姓の発祥の地は紀州熊野のようです。




熊野前~宮ノ前~小台~ 荒川遊園地前

熊野前から宮ノ前付近は一般道路の中央を走り、梶原付近までまた直線が続きます。

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駅前から遊園地へ続く公園があり、

駅から150mほどで あらかわ遊園 がある。

あらかわ遊園はもともと大正11年に大人の社交場として開園し、

近くに温泉も湧き、大いに賑わいました。

そして昭和24年に子供達の遊園地としてリニューアルオープン。

園内は小さな子供向けの乗り物ばかりで、親子連れが目立ちます。

入り口横には昔の都電の車両が置かれ、小さな子供たちには人気のスポットです。


また宮ノ前から梶原あたりは隅田川が近くを流れ、

あらかわ遊園の裏手に水上バス乗り場があります。





終始発駅である三ノ輪橋、早稲田には車庫がなく、折り返し運転をしており、

ここに都電荒川線唯一の車庫があります。

乗務員の唯一の休憩所でもあり、

電車はここから三ノ輪橋、早稲田へと出て行き、戻ってきます。

車庫入り口には古い車両が展示されています。




荒川車庫前~梶原~栄町~ 王子駅

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王子駅前ではJR京浜東北線に乗り換えられます。

乗降客は一番多いかもしれません。

歩道橋と高架の間に京浜東北線の電車が止まっているけど、わかりませんね。

一番高い高架線は東北・上越新幹線のものです。

昔、荒川線は王電(王子電車)と呼ばれていましたが、

いつからか荒川線となりました。

年配の人たちには、今でも王電のほうがピンとくるみたいです。





王子駅前を出ると、JRの高架下を通り、Uターンするような大きなカーブになり、

高架下を抜けると路線で一番の急勾配、

車の渋滞も激しく、運転手泣かせの区間です。

上りきって右へ曲がったところが飛鳥山駅。

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すぐ近くに飛鳥山公園があり、

この公園は八代将軍徳川吉宗の指示で1270本の桜を植え、

大岡越前の時代、江戸庶民のためにこの地を花見の地にしたのが始まり

といわれる公園です。

江戸から現在に至るまで桜の名所となっており、

今の時季は紫陽花、秋には紅葉が楽しめる緑豊かな公園です。

飛鳥山公園の中には子供達が遊べる児童公園があり、

昭和24年製の都電、蒸気機関車D-51が置かれています。

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飛鳥山公園には平成10年3月にオープンした

飛鳥山3つの博物館」 があります。

「北区飛鳥山博物館」 「渋沢史料館」 「紙の博物館」

の3館を総称してこう呼びますが、わざわざ見に行くほどのことはありません。



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また明治通りを挟んだ反対側には 石神井川が流れ、

その両岸は音無親水公園 となって、

夏でも涼しさを感じさせる憩いの場です。