ぴ~まん’s ワールド

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♪ 空を超えて~

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江戸東京博物館で開催されている 手塚治虫

手塚治虫は漫画を世界に誇る日本文化のひとつに押し上げた功労者で、

多くの子供達に夢と感動を与えた秀逸な漫画家である。

「ストーリー漫画」 と 「アニメーション」 のパイオニアであり、

現在活躍中の漫画家のほとんどの人が影響を受け、憧れた存在だ。

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代表的な作品は

鉄腕アトム」 「火の鳥」 「ブラック・ジャック」 ・・・・

数え切れないほどある。


手塚治虫展では手塚治虫の生涯を多くの作品と共に振り返ることが出来る。

多くの原画の他に、子供の頃に描いた漫画や、

手塚治虫が影響を受けた漫画なども展示されている。

また会場には

身長135cm実物大 「鉄腕アトム」 が展示されている。



手塚治虫大阪大学医学部を卒業、医学博士でもある。

医師を目指していたが子供の頃から大好きだった漫画の世界へ進み、

日本漫画を一つの文化へと導いた。

多くの作品で訴えているのは

「世界平和」であり、

「命の尊厳」

「未来へのメッセージ」

である。


鉄腕アトム」 は手塚治虫の名を日本中あるいは世界へ知らしめた代表的な作品だが、

彼は未来科学の推進、礼讃ではなく、

進んだ科学技術への過信が人間性や社会にとって危険なものになることを

鉄腕アトム」 の中で訴えている。


また 「ブラック・ジャック」 では

医師を目指していた者として

「生きる喜びと命の大切さ」 を語り、

「医者は何のためにいるのか!」を訴えている。


まったく今の世の中を見透かしたかのような作品の数々であることに驚かされる。

手塚治虫の作品は単におもしろおかしければ良いというものではなく、

おもしろさの中にも人間の過信やうぬぼれに警鐘を鳴らしていたのだ。


子供の頃に見ていたときはそんなこと考えもせず、

「面白い!」 という感想だけで楽しんでいた。

当時の漫画家の多くもそうだったと思う。


この点が手塚治虫の凄いところなのだ。

    アッチョンプリケ
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