自民党が分裂しそうだ!
一部の議員から
「麻生首相に辞めてもらい、新たな首相の下でなければ次の選挙に勝てない」
という声が上がり、その輪が広がりつつある。
その声に対し、
「今、このタイミングでの首相交代は有り得ない」
と主張する者もいる。
どちらも迫りつつある解散総選挙を睨んでのものだ。
「麻生おろし」の声を上げている議員には呆れるばかり。
そもそも安倍、福田と相次いで短期間に辞任した首相の後を継ぐ者として
麻生氏を推したのは自分達ではないか!
それが一年も経たないうちに
と麻生批判ばかりで
麻生首相を中心に政策をまとめ、推進していこうとする姿勢が
まったく見られないのはどういうことだ。
確かに麻生首相の発言にはしっかりとした軸が見られない。
誰かに何か言われると考えや発言がフラフラしてしまうのは事実。
首相をやらせてみて初めて駄目だと分かった部分はあるだろうが、
だからといって麻生首相をフォローもせず、
露骨に内部批判するというのは党員としてどんなものか?
ましてや自分達が選んだ首相だ。
彼らの頭の中には
自分達が次の選挙で当選し、自民党が与党となることしかないのではないか!?
政策二の次、政局一番 |
こんな姿勢でこの国を良くすることなど不可能だ。
国会議員として恥ずかしくないのか! |
国のため、国民のために政策を打ち出し、実行していくのが彼らの務め。
その大事なことを疎かにして
自分達の再選のことしか頭にない者は議員になる資格なし!
かといって民主党も相変わらずだ。
理想論を並べ立て、キーワードを挙げるだけで
現実味のある具体的な発言が無かった。
小沢前代表秘書の西松問題にしても説明責任を果たしていない。
与党内閣に不祥事があるとすぐに
「説明責任を果たせ!」
と声を荒げるくせに自分達の身に降りかかった不祥事にはダンマリを押し通す。
口を開けば「解散しろ!」ばかり。
与党案に対する政策を明確に打ち出し、議論して
より国のため、国民のための決め事をしなければならないのが野党議員のはずなのに
これでは小学校の学級会レベルではないか!
与党の政策にも問題はあるが、野党もだらしなさ過ぎる。
議員として完璧な人などいないだろうが、
有権者は立候補者をもっとよく見て、投票に臨まなければ
日本の将来は危うい。