子供の頃、節分の楽しみといえば、近所の神社での豆まき。
相撲取りや歌手などが来て、
豆だけではなくお菓子や小さなおもちゃをまくのを必死になって取っていた。
まるでギブミーチョコレート状態だ |
その頃の相撲取りといえば国技のヒーローであり
わがまま、好き放題をやって引退した横綱とは存在感がまったく違っていた。
横綱とは、ただ強いだけの力士ではない。
土俵上での礼節はもちろんのこと、いつもどんなときも謙虚であり、
ファンを大切にして、子供達が憧れる存在でなければならない。
それが横綱であり、国技と言われる大相撲なのだ。
朝青龍は母国で父からモンゴル相撲を教わった後、日本へ来て日本の相撲に取り組んできた。
だから日本の大相撲というもの、横綱というものを充分理解していたはず。
どこから脱線し始めたのだろうか?
御機嫌な時はとても明るく、おちゃめな青年、
力士としても研究熱心で技も豊富、スピードもあり、強かっただけにもったいない。
マスコミは強い横綱だからとチヤホヤし、
そうなれば益々調子に乗ってやりたい放題になるのは当然だ。