今、政治は何処を向いて行動しているのだろうか?
急激な円高、株価の下落、雇用は回復の兆しさえ見られず、税収不足で借金は膨れ上がる一方だ。
円高が進めば輸出に頼っていた日本が苦しくなるのは明白。
景気はさらに悪化し、大手企業が生産にブレーキを掛ければ
多くの下請け中小・零細企業の明日は無い。
しかし、円高のデメリットばかりが報道されているのにも問題だ。
円高によるメリットもあるはず。
メリットを強調することで国民に安心感を与えるのも必要なことではないか?
「重大な関心を持って、極めて注意深く見守っていきたい。
必要な時には適切な対応を取らなければいけない」
必要な時には適切な対応を取らなければいけない」
と発言。
何を悠長なことを言っているのか!?
ところが、野田財務相は午前中と同じ発言を繰り返したため、
具体策なき「口先介入」に市場はいら立ちを強めている。
「輸出を倍増させ、200万人の雇用促進を促す」と言い、
暗に円高容認する発言をしている。
ピンチな時こそ、リーダーシップを発揮しなければならないのに
まるで他人事のように抽象的な発言をするだけなら政治家ではなく評論家ではないか。
円高、株安を始めとする数々の政策について具体的な議論をし、行動しなければならないのに
挙句に政治とカネ問題で幹事長職を追われた小沢氏が代表選に出馬表明をした。
政治とカネ問題は、小沢氏や鳩山氏は解決したと判断しているようだが、
国民の多くは納得していない。
そんな人物を代表選に出馬させる小沢派議員、鳩山氏にも呆れてしまう。
民主党代表選挙を延期することは出来ないのか?
菅首相も代表になってまだ日が浅い。
首相としてもまだ何もやっていないと言っても過言ではないだろう。
それなのに決められた期日だからと代表選に躍起になるのは如何なものか?
代表選も大事かもしれないが、それ以上に急を要する大事な問題は山積みであり、
目の前に迫っている。
政治家は国民の為に働く者。
選挙のときにそう言って得票を得て当選したのではないのか?
一年生議員だろうがベテラン議員だろうが
私利私欲に走らず、派閥の長の顔色を伺ってばかりではなく、
国民の為に理念を持って臨んでもらいたい。