現時点で復旧の見通しが立たないほど壊れていることが分かったためだ。
大きな被害がわかった火力発電所は、
両発電所の合計出力は480万キロワットで、
2800万世帯に電力を送る東電管内のピーク需要は、
冷房が必要となる夏場が6000万キロワット前後、
暖房需要が高まる冬場が5000万キロワット前後。
これに対し、東電の現在の供給力は3500万キロワット前後にとどまる。
東電は、休止している小規模火力発電所を立ち上げるなどして、
4月中に4000万キロワット程度まで引き上げる計画だ。
さらに、ガス会社などの電力卸供給事業者からの電力買い取りなどを進め、
夏までに4700万キロワット程度に増やす予定。
しかし、それでも夏時点で1000万キロワット(333万世帯分)以上、
冬も数百万キロワット足りなくなる計算だ。
朝日新聞より
現在実施されている計画停電では、東京の23区はほとんど除外されている。
危惧されていたことが現実となり、長期化するのなら
大手企業の多くの本社がある東京23区を計画停電に組み込むと
企業運営に支障をきたすということを配慮した現在の計画停電グループなのだろうが、
電車は止められないし、夏や冬の電力需要増は明らかなのだから範囲を広げた方が
各地域ごとの停電の影響は小さくなるはずだ。
23区内の電力消費量は多いはずだから2~3区ずつのグループ化でも対応できると思う。
中枢4区を除外して、19区を2~3区ずつ計画停電区域に組み込み、
7グループを新たに作って12グループにすれば
24時間を対象にしても 1グループ当たりの停電時間を2時間に短縮出来る。
中枢区域近隣の区を深夜に停電させれば、それほど問題は無いだろうし、
24時間必ずどこかで停電させることが出来るうえ、生活への影響も小さくて済む。
深夜の停電が必要なければ、1グループ当たりの停電時間は1時間30分程度まで短縮できる。
東京電力側は面倒な手間が掛かるが、これくらいは頑張ってやってもらいたい。
一日一回2時間の停電なら生活や仕事の運営にもさほど影響はない。
停電するのか、しないのか、直前まで分からない現状から、
毎日一回2時間(出来れば1時間30分)必ず停電することにし、
さらに、各グループの停電時間帯を固定すれば、
停電時間を見越した計画的な時間の使い方も出来る。
非常事態なうえ、長期間に及ぶのだから