RAILWAYS 愛を伝えられない大人たちへ |
42年勤めた富山地方の鉄道会社を1ヶ月後に定年退職する滝島徹(三浦友和)
運転士の父親が倒れたことからやむなく同じ職業に就いた徹だったが、
現在は誇りを持って自身の仕事に務めていた
一方、彼を支えてきた妻・佐和子(余貴美子)は、
がん検診で再検査となったことをきっかけに、自分の人生を見つめ直し始める
シリーズ第1弾『RAILWAYS 49歳で電車の運転士になった男の物語』では、
夢であった電車の運転士になることで起こる夫婦間、家庭の問題を取り上げていたが、
今回のテーマは、
定年を目前にした夫婦のこれからの人生の進み方に対する考え方の相違からくる危機。
ストーリーも展開も予想通りのもので奇をてらう事の無い映画だが、
人生を見つめ直し、人の温かさを十二分に得られる作品になっている。
TVドラマでも良さそうな内容だが、
映画館で観ることで物語にスーッと入り込め、自分の人生を考えることが出来る。
映画としては面白い!と声を大にできない。
しかし、あっという間に2時間が過ぎてしまうのは
寿命が延び、定年退職後の人生も長くなって
誰しもが迎える第二の人生の過ごし方を考えさせられるからだろう。
『RAILWAYS』というタイトルだが、
前作ほど鉄道の楽しさは見られず、インパクトも弱いかもしれない。
でも、観て良かったと必ず思える映画です。
CGを駆使した迫力ある映像の映画やスリリングな展開の映画も良いけど、
『ALWAYS 3丁目の夕日』や『RAILWAYS』のような
☆5つです!
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