太陽と月が重なり、太陽がリング状に見える金環日食だ。
しかも今回は東京や大阪、名古屋など、太平洋側を中心とした
広いエリアの大都市で見ることができる。
日本総人口の3分の2にあたる8300万人の生活圏で金環日食が見られるうえに、
これほど広範囲で見られるのは1080年以来932年ぶりの出来事。
前回、日本で見られた金環日食は、1987年9月23日に沖縄で観測されたもので、
次回は18年後の2030年6月1日に北海道で見られる。
しかし、東京に限定すると、前回見られたのは173年も前の1839年9月8日のことで、
次に見られるのは、300年後の2312年4月8日。
ということで世紀の天体ショーをカメラに収めたいと思っていたが、
太陽をカメラに写すには光が強すぎるため専用のフィルターが必要になる。
ここで問題があった!
デジタルコンパクトカメラでは、そのフィルターが付けられないのだ。
シート状のフィルターもあり、レンズの前にセットすれば写せないことはないのだが、
太陽を撮影するには、かなりズームアップしなければならず、
(肉眼では太陽は大きく見えるが、カメラ越しだとメチャクチャ小さくしか写らない)
(肉眼では太陽は大きく見えるが、カメラ越しだとメチャクチャ小さくしか写らない)
三脚もないからブレを抑えるだけでも大変なのに、フィルターを片手で持ちながらでは無理。
たった一回の太陽撮影のために20000円もするものは買う気になれない。
(そこまでカメラや写真にご執心じゃないからね)
(そこまでカメラや写真にご執心じゃないからね)
「太陽観察専用サングラス」を使って写し、あとで写真をトリミングすることも考えているが、
最悪は「太陽観察専用サングラス」で見るだけになってしまいそうだ。
なかなか見られない天体ショーだから、見られただけでも満足はすると思うけど・・・・