ラリー・クラウン(トム・ハンクス)は、大学を出ていないという理由から
長きにわたって勤務してきたスーパーをリストラされてしまう。
その後、隣に住む夫婦の勧めで地元の大学に通うことに。
大学での新生活に希望を抱くラリーだったが、
しかし、そんな二人の出会いがお互いの人生を大きく変えていく。
ストーリーは何の変哲もなく、映画としてのインパクトは弱い。
しかし、トム・ハンクス自身のイメージにピッタリの心が温まる展開と
表現力豊かなジュリア・ロバーツの魅力が堪能でき、
ほのぼのとした穏やかな気持ちにさせてくれる。
離婚、失業を経てどん底に落ち込みかけた生真面目な主人公ラリーが
大学生活で精神的豊かさを得て、活き活きとしていくのがよく伝わる。
ラリーをクビにしたスーパーの社員が、その後リストラされ、ピザの配達員で再登場するシーンや
経済学の教授のキャラクターなど笑える場面もあり、楽しい作品になっている。
トム・ハンクスのほのぼのとした温かみと、
喜怒哀楽を見事に表現できるジュリア・ロバーツのコンビならではの映画です。
大好きなジュリア・ロバーツの魅力も加味して
☆4つです!
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