11日に行われた 「民主党 公開大反省会」 は、
30歳以下の若者の質問に答え、民主党政権を振り返る趣向で行われ、
ニコニコ動画で生中継された。
日本をダメにした真摯な反省が聞かれるかと思ったが、
相変わらずの官僚や自民党批判、自己弁護ばかりが目立った。
「史上最悪の首相」といわれた菅氏は大反省会なのにニタニタ笑みを浮かべる始末。
自分のことは棚に上げて 「これほどひどいとは思わなかった」 と語った。
案の定、ニコニコ動画が番組終了後に アンケートしたところ、
9割以上が「良くなかった」と評価していた。
参加者からの質問は携帯端末などから投稿、
さらに質問自体にFacebookの「いいね」に相当するものをチェックすることが出来るようになっており、
意見集約の試みが実施された。
そこから、司会進行の若新雄純氏が質問をピックアップしていく形で進められたのだが、
質問の選別は若新氏の裁量で行われたため、
結果的に出席した三議員に対して「甘い」コメントばかりになってしまった。
どのような質問が寄せられているのか外部からは見えないようになっていたため、
参加者からの真の声はオープンになっていなかった。
そもそも 反省会を行うのなら大敗を喫した衆議院選挙直後に行うべきである。
半年も経った今頃になって反省会を行う良識の無さには呆れるばかりだ。
本気で反省するという姿勢は見られない。
歴代の民主党代表、首相、閣僚が揃って出席して、真の反省会を行っていれば
民主党に対する見方も少しは好転したかもしれないが、これではマイナスポイントが嵩んだだけだ。
集まった聴衆やニコ生視聴者のニーズに応えようという姿勢、
国民に対して 「申し訳なかった」 という真摯な思いよりも
自分たちのプライドを優先する議員集団には、もう何も期待できない。
民主党は、解散したほうが国民のため、国のためになる。