昨日の帰り道、人が3人横に並んで歩けるかどうかの狭い歩道を歩いていたら
私の右手に何かが触れた。
と思ったら爺さんが乗った自転車が勢い良く私の横を走り抜けていった。
狭い歩道をそんなにスピードを出して走ったら危ないだろうと思う間もなく、
また右手に何かが触れた。
今度は小学校一年生くらいの女の子が自転車で、
これまた勢い良く私を追い越して行った。
爺さんが勢い良く走るから子供も真似してしまうんだと思って見ていたら
私の10mくらい先を歩いていた男性2人連れの横を通り過ぎようとしたときに
一人の男性にぶつかりそうになり、バランスを崩して勢い良く倒れてしまった。
男性達は
「危ねえな、自業自得だ!ここは歩道なんだから自転車に乗るのならゆっくり走れ!」
と言って、歩き続けた。
「大丈夫か?」
の一言が先にあって良いのではないかと思ったが、私も自業自得だと思った。
人が歩く歩道を我がもの顔で自転車でスピードを出して走るのは危険極まりない。
親の教育がなっていない!
親の顔が見てみたい!
とは、こういうときに言うのだろう。
と思っていたら、先に通り過ぎた爺さんが自転車を押しながら戻ってきて、女の子に
「大丈夫か?」
と声を掛けて起こそうとしている。
なんと女の子は爺さんの孫だったのだ。
女の子は足を擦りながらも
「大丈夫」
といって自転車に再び跨った。
何を急いでいるの分からないが、
爺さんが悪い手本を見せるから真似をして怪我をしてしまうのだ。
反省すべきは爺さんだ。
しかし爺さんは反省する素振りもなく、またスピードを出して走り出した。
当然、女の子も遅れまいとスピードを出して追い掛けていった。
T字路なんかで出会い頭に車にぶつからなければいいのだが、
あの調子では、そのうち事故を起こすだろう。