15日に亡くなった母
3年ほど前にはアルツハイマーが進み、私たち息子の名前も顔も分からなくなった
1年くらい前からは食事をすると誤嚥を起こすことが多くなり、6月に入院
その時にも医師から「あと10日くらいかも」と言われたが、流動食と点滴で持ち直し今月まで頑張った
最期は点滴を打てるところもなくなり「つらい思いだけはさせないでください」と医師に頼んだ
母はまだ物心もつかないうちに両親を亡くし、信仰していた宗教関係で離れに住んでいた夫婦の養女となった
この養父母がとても良い人で母は実子として育てられ、その後生まれた3人の弟と1人の妹にも善き姉と慕われた
女学校時代に私の祖父母の養女となったが、嫌で堪らなかったらしい
祖母は母を女中同然に扱い、結婚して養子となった父からは満足に生活費を与えられなかった
母が本当に幸せな日々を過ごせたのは祖母、父が亡くなった後、アルツハイマーが進行するまでの10余年だけだったのではないだろうか
そんな中でも私たち子供をしっかり育ててくれた
勉強しろとはほとんど言われることがなかったが、礼儀は厳しく躾られ、お陰でなんとか人としてのマナー、モラルを持てる大人になった(と自負している😅)
母の教育がなければ今の私はない
大病もせず健康な体に生んでもらい、人らしく生きる教育を施してくれた母には感謝しかない