ぴ~まん’s ワールド

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災害時にみる国の対応

ミャンマーのサイクロン被災中国の四川大地震被災 どちらも大変な被害をもたらした自然災害だ。

ミャンマーのサイクロンでは死者78000人超、行方不明者56000人超

四川大地震では死者51000人超、行方不明者29000人超

どちらも死者、行方不明者がまだ増える可能性がある。


本当に自然災害だけでこれだけの人命が奪われたのだろうか?

ミャンマーは軍事政権下にあり、他国からの人的支援を拒否し、

支援された食料や飲料水も被災地に届いていない所があるという。

大災害が起こったというのに選挙の投票を強行するなど以ての外だ。

最大の被害を受けたイラワジデルタ地帯などは毎年のようにサイクロンの被害にあっているにも係わらず、

サイクロン対策が遅々としている。



中国でも日本や韓国からの人的支援を初め断っていた。

受け入れ態勢の問題もあるのだろうが、すぐに受け入れなかった中国側の姿勢に疑問符が付く。

胡錦濤国家主席地震発生直後、救助作業を急ぐよう関係部門に指示し、

温家宝首相は被災地にすぐに入り、「時間との戦いだ」と陣頭指揮をとっていた。

時間との闘い=救援人数は多いほうが良い なのではないか?

にも係わらず、近隣諸外国からの応援に躊躇し、犠牲者を増やしてしまった。
お偉いさんのポーズやパフォーマンスは必要ない!


また耐震政策が遅れ、被害にあった地域の建物は昔ながらのレンガを積み上げただけのものが多かった上に

建築業者の賄賂、手抜き工事も指摘されている。


両国とも国の威厳が優先され、一番被害を被っている被害者救済が後回しになっている。


こうなると2つの大災害の被害者の半数は、人的被害を被った 人災 なのではないか!?


中国では、ダムの決壊、地震で出来た地震湖の崩壊による土石流の心配、感染症の拡大といった

二次災害の懸念もある。

一日も早い被災者の安全確保、医療援助が必要だ。

国の面子、威厳などと言っている場合ではない。


日本もこの2つの大災害を『対岸の火事』など見ていてはならない。

  どんなときも人命第一だ