ぴ~まん’s ワールド

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映画 チャーリー・ウィルソンズ・ウォー


1980年代に実在したテキサス出身の

下院議員チャーリー・ウィルソンが世界情勢を劇的に変えた実話を映画化した

コメディディータッチのヒューマンドラマ。

『卒業』のマイク・ニコルズがメガホンを取り、

アフガニスタンに侵攻したソ連軍を撤退させてしまう破天荒な男の姿を描く。


酒と女が大好きだが信念もある下院議員チャーリー(トム・ハンクス)は、

共産主義者で大富豪の恋人ジョアンヌ(ジュリア・ロバーツ)に

パキスタンに行くことを薦められる。

現地に赴いたチャーリーは

ソ連軍の侵略から逃げる大量のアフガニスタンの難民たちの姿にショックを受け、

ソ連軍と戦うゲリラたちに武器を密輸する計画を立てる。



大好きな女優ジュリア・ロバーツに惹かれて、必ず観ようと思っていた映画。

予告編を観て、お気楽議員とそれを取り巻く人たちの

ヒューマンコメディで楽しめそうな作品だと思ったが、

予告編から受ける印象とは全然違う、

ソ連アフガニスタン侵攻を阻止しようと奮闘した下院議員の物語だ。

戦争絡みの映画は、得てして暗く、堅苦しくなりがちだが、

この映画はアフガニスタン問題をきちんと伝えながらも、

おもしろ、おかしく、テンポ良く見せてくれる。

とりわけジョアンヌを始めとする彼の取り巻きが、

みんな優秀で頭の回転が早く、面白さを際立てている。

この辺りの ウィットに飛んだ脚本が実に上手い!


初めのうちはアフガニスタン侵攻についてよく知らなかったので、

話の中にすぐに入り込めなかったが、

映画の中でその辺りもうまく取り入れてくれているので最後まで楽しめた。

大変な事に取り組むことになってしまった下院議員の話しを上手くまとめ、

楽しく、分かり易く101分の映画の中で理解させてくれている。


最後に字幕で出てくるチャーリーの言葉 【最後にしくじった】 の意味は、


関係を理解しないと分からない。


コメディタッチを取り入れているので、観た後で印象深く残る映画とは言えないが

 おもしろい! & すばらしい!

封切り後、一週間なのに館内はガラガラ。

こんな面白い映画なのになぜ?

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☆5つです!

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