10何年ぶりかで銭湯に行ってきた。
その間、スーパー銭湯やサウナには何度か行っていたが、
昔からある銭湯に行ったのは、超~久しぶり。
子供の頃には友達と一緒に毎日行って、
喋ったり、遊んだりで、ろくに体も洗わず2時間くらい入っていたものだ。
下駄箱に靴を入れるとき、
子供の頃に王や長嶋の背番号の1や3の下駄箱を取るのに競い合ったのを思い出した。
この日は、取り出しやすい 61番にした。
入浴料は450円。
今回の私のように、たまに入りに来る者にとっては安いかもしれないが、
毎日のように利用するとなると月に14000円近くになってしまう。
風呂のある家が圧倒的に多くなり、銭湯利用者は年々減っている。
燃料高騰もあり銭湯の経営者は営業を継続するのが難しくなっている。
10時半過ぎに入ったのだが、男湯には客が誰もいない。
貸切だあ! |
湯船の奥から泡が勢い良く出ている。
まるでジェットバス。
赤外線の電気が お湯の中に見え、そこへ行くとビリビリッとする。
お湯の温度は同じくらいだが、家のお風呂に入っているより温まる気がする。
頭を洗ってザブ~ン、体を洗ってまたザブ~ン。
http://www.geocities.jp/dongwu60/BQ249.gif
頭を洗ってザブ~ン、体を洗ってまたザブ~ン。
http://www.geocities.jp/dongwu60/BQ249.gif
温まりながら周りを見渡すと、正面の壁には金閣寺?
右の壁には舞妓さんも描かれていたから京都をモチーフにしているようだ。
富士山が描かれているものとばかり勝手に思い込んでいたから少々ガッカリ!
床のタイルを良く見ると、何種類かの貝殻のタイルに混じって蟹がいた。
昔ながらの銭湯そのままだ。
昔ながらの銭湯そのままだ。
脱衣所に戻ってバスタオルで体を拭いても汗がなかなか引かない。
扇風機を回してしばらく涼んで、ようやく汗が引いた。
やはり家のお風呂よりも温まる。
汗が引いて、子供の頃には贅沢だと言われ、なかなか飲ませてもらえなかった定番のコーヒー牛乳を飲んだ。
着替えながら番台の親父さんに話しを聞いたら
この銭湯は昭和40年に出来、当時は一日の中でもお客さんの入りのピークが3回あり賑わっていた。
しかし、もう何年もお客さんが少ない状態で、このところの燃料高騰で赤字続きだという。
儲からないから補修も出来ないし、新しい設備も入れられない。
たぶん、近いうちに閉めることになるだろうと言っていたが
この状態では仕方が無いだろう。
事実、私が入っている間に一人しか入ってこなかった。
私が1時間くらい入っていたものだから私より後に入ってきて、私より先に出て行った。
滅多に利用しない私が言うのも変だが、銭湯は無くして欲しくない。