17日に軽井沢のホテルで自殺した加藤和彦を追悼した
「加藤和彦さんをしのんで」という番組が昨日深夜放送された。
ちょっとだけ見て、寝ようと思ったのだが
懐かしさと加藤和彦のミュージシャン、音楽プロデューサーとしての凄さを再認識させられ
結局最後まで見てしまった。
初めて「帰ってきたヨッパライ」を聞いたときはカルチャーショックを受けた。
当時、友達の一人がオープンリールのテープレコーダーを持っていたので
早回ししたりして真似て遊んだりもしていた。
67年に「帰ってきたヨッパライ」がラジオの深夜番組から火が付き、
68年に一年限りの活動をした。
以来、『サディスティック・ミカバンド』や
坂崎幸之助とのユニット、『和幸(かずこう)』などで
多くのヒット曲を生み、ファンを楽しませた。
多くのフォークシンガーの音楽プロデューサーを務め、
日本POPS界への貢献度は非常に高く、功績は大きい。
「帰ってきたヨッパライ」「イムジン河」「青年は荒野をめざす」
「悲しくてやりきれない」「あの素晴らしい愛をもう一度」など
メジャーな曲以外にも舞台音楽や映画音楽など数々の素晴らしい曲を残している。
また、楽曲提供でも代表的なものでは
竹内まりやの「戻っておいで私の時間」「ドリーム・オブ・ユー~レモンライムの青い風」
「おかしな二人」「不思議なピーチパイ」などの作曲、プロデュースをしている。
個人的にはフォーククルセダーズの「水虫の唄」や
ソロシンガーでの「家をつくるなら」
サディスティック・ミカバンドの「タイムマシンにおねがい」が好きだった。
才能があるが故の悩みから自殺してしまったのだろうが、
才能があるからこそ、もっと活躍して欲しかった。
どんな理由があっても自ら命を絶つことはあってはならない。
だから哀悼の意はあっても冥福を祈るという気にはなれない。
残念というほかにない!