1974年の放送当時から長年にわたって愛されてきたTVアニメ「宇宙戦艦ヤマト」の実写映画化。
2194年、地球からはるか彼方のイスカンダル星を目指し、
最新技術を駆使したCG映像はすごい!
場面によっては「スターウォーズ」の戦闘シーンを観ているのかと錯覚してしまうところもある。
しかし、この映画を観た人の感想は賛否両論になるだろう。
「宇宙戦艦ヤマト」の実写版というフレコミだが、
純然たる「宇宙戦艦ヤマト」ファンは納得しないと思う。
キムタク特有のクサイ演技、目立つ演技、キムタクオーラ全開で
主役のヤマトの影を薄くしてしまっている。
私はTVアニメの「宇宙戦艦ヤマト」は見ていない。
だからこの映画がアニメに忠実に作られたものかどうかは分からない。
私が期待していたのは「宇宙戦艦ヤマト」の凄さと、そこから生まれる悲壮感だった。
あくまでも主役は「ヤマト」だ。
が、ヤマトが主砲や機関砲を放ちまくってボロボロになるまで敵と戦うことはなかった。
制作者は「アルマゲドン」のような感動的なシーンで終わらせたかったのだろうが、
ヤマトよりもキムタクの方が目立ちすぎて最後のシーンも感動することができなかった。
観る観点が違ったり、キムタクファンには素晴らしい映画に映ると思うが、
「宇宙戦艦ヤマト」の実写版というよりも
「キムタクの宇宙戦艦ヤマト」といった感が強い映画だった。
☆3つです!
☆ ☆ ☆ ★ ★ |