震災以来、自転車通勤する人が増え、
歩道を歩いていても車に乗っていてもヒヤッとすることがある。
それでなくても自分が優先とばかりに
暴走するオバチャン自転車やアンチャン自転車がいるというのに、まったく困ったものだ。
そこへ持ってきて最近はブレーキの無いピスト自転車なるものが一部で流行っている。
事故を起こすのは時間の問題となる乗り物だ。
ペダルを後ろへ回すと車輪も後ろへ回る単純な作りの自転車で
減速したり止めたりするときには後方へ回すように力を入れてブレーキを掛ける。
競輪選手が乗る自転車と同じなのだが競輪選手は軽量化を図るためにそのようにしているうえ、
競輪場という限られた場所でしか乗らない。
TVで見たのだが、一般の人が時速20kmで走っていて急ブレーキを掛けても8m進んでしまうのに
ピスト自転車だと脚力のある競輪選手が操作しても22mも進んでしまう。
素人なら30mくらい進んでしまうだろう。
当然、交差点で横から急に人や車が来ても止まれず、事故を起こす危険性は高い。
事実、歩行者との接触し、死亡事故となったこともある。
自動車よりも性質の悪い
走る凶器だ! |
見た目のスマートさだけで目立ちたがり屋が乗っているのだろうが、
他人の迷惑を考えれば、このようなものには乗れないはずだ。
腹が立つのは、こんな暴走自転車相手でも車に乗っていてぶつかれば
こちらも前方不注意となってしまうこと。
自転車販売店ではブレーキを取り付けていない自転車は販売していないということだから
さらに土日になると車がほとんど走らない自転車競技に使用される埠頭近くの道路で
信号無視までしてひたすら早く走ることに熱中している者が出てきている。
当然この中にもピスト自転車はいる。
取り締まりも行っているようだが、パトカーが居ないところではお構いなし状態。
自転車に乗る人のモラルが問われる。