などを手掛けた矢口史靖監督の頑固な爺さんとロボットをテーマにした
爆笑コメディー。
白物家電を作っている弱小家電メーカー木村電器に勤務する
小林、太田、長井の3人は、気まぐれな社長命令で
ロボット博での企業広告を目的に二足歩行ロボットを作ることになった。
しかし、発表の1週間前にロボットが大破してしまう。
慌てた3人は急場凌ぎで、一人暮らしの頑固老人・鈴木(五十嵐信次郎)を
ロボットの中に入れて出場することにした。
しかしこのロボットの奇妙な動きが絶賛され、一躍人気者となってしまい、
騒動が巻き起こる。
ロボットの中に入る爺さんは、ミッキー・カーチスが
新人俳優・五十嵐信次郎として演じているが、これがド素人並みの演技。
しかしそれが妙に嵌っていて、いい味を出している。
タイトルを観た時点であらすじがなんとなくわかってしまう単純明快な話で、
展開もほとんど読めるが、ところどころで思わぬ展開になり、これがまた大爆笑!
見た目とは裏腹にロボットの名前が 「ニュー汐風」 というのも笑える。
エレベーターの中でロボットの中に入っている爺さんが
おならをしてしまうシーンは、
「こうなるんだろうなあ」 と分かっていても笑ってしまうし、
思い出しただけでも吹き出しそうになる。
最後のオチも見事!
芸術性があるわけでもないし、感動的な映画でもない。
でもアナログ的な映画で久しぶりに大笑いさせてもらった
☆5つです!
☆ ☆ ☆ ☆ ☆ |