女優の森光子さんが亡くなった。
舞台「放浪記」を89歳まで演じ、文化勲章や国民栄誉賞を受けた大女優、名女優だ。
多くの人は、「放浪記」の森光子という印象が強いだろうが、
私の中では、テレビドラマ「時間ですよ」のおかみさんの印象が強い。
若い頃から苦労をし、コツコツと上りつめた大女優であり、名女優であるにも関わらず、
偉ぶったり、上から目線での発言がまったくない、庶民的感覚の女優さんだった。
だからこそ多くの人から慕われ、愛され続けた女優であり、国民栄誉賞に相応しい名女優であった。
またひとつ昭和の灯りが消えてしまった。
「ありがとう、お疲れ様でした」と心から言いたくなる数少ない人であり、
いくつになっても笑顔の可愛い女優さんでした。
ご冥福をお祈りします