半年間、毎日欠かさず見て、楽しませてもらった。
春子の高校生時代からアキの現在に至るまでをその時々の時代背景とともに描かれたドラマだった。
AKB48や「ザ・歌のベストテン」をパロってみたり、
「潮騒のメモりーズ」のアキちゃんとユイちゃんをなまっている方、きれいな方と言ってみたりと
懐かしい場面、涙あり、笑いありで盛りだくさん。
音楽も良かったし、登場人物の個性も見事に描き分けられていた。
勉さん、駅長、安部ちゃん、ストーブさん、太巻、海女仲間・・・・。
夏ばっぱと春子のわだかまりも解消!
なにより、被災地東北を元気に盛り上げていこうとする熱気でエンディングとなったのが良かった。
「じぇじぇじぇ」で始まり、「潮騒のメモリー」で最後はみんなが笑顔。
宮藤官九郎の脚本、演出は見事としかいえない。
ここまでドラマに入り込んでしまうことは滅多にない。
おそらく、このドラマを見ていた人は、みんな同じような感想を持ったことだろう。
終わってしまって、なんか気が抜けたみたいだ。
鈴鹿ひろ美は、本当に音痴だったのか?
それとも役者になりたいがための演技だったのか?
この謎が残されたままなのも良い。