10月16日の台風26号で店が浸水してから約半月。
ようやく内装工事も終わって、今日から営業再開です。
まだ細かい作業は残っているが、それは営業しながらボチボチやっていこうと思う。
ご心配をお掛けしました |
浸水してしまった店内の悲惨な状況を見たときには、
正直「もう駄目かも?」と心が折れそうになった。
かといって今さら仕事を変えるのは、
店を復旧させるよりも困難なのが目に見えている。
なんとか一日でも早く復旧させなくてはと思い直したが、
大家である不動産屋のフットワークが悪く、なかなか積極的に動かない。
怠慢な所は、不動産業界の慣習なのか?
水をたっぷり含んだタイルカーペットもなかなか大家側が剥がそうとしないので
自分で半分以上剥がしていたら
その現場に来た大家がやっと手伝い始め、事の重大さを認識したようだった。
水を含んだタイルカーペットは重く、筋肉痛になってしまった。
床のタイルカーペットはすべて張替え、
水に濡れてしまった備品は修理できるものは修理し、駄目なものは新たに買い替えた。
床の張替え作業のために荷物を移動しなければならず、
業者任せにしていると何がどこにいったか分からなくなってしまうので、
結局、毎日店に行って私も作業の手伝いをするはめになった。
仕事での動きとまったく違う行動をしていたものだから、毎日クタクタ。
浸水後の室内はタイルカーペットを剥がすまでの間、湿度が92%のままで
ベッドも水分をたっぷり含んでしまい、買い替えなければならなくなってしまった。
もっとも買い替えは大家持ちだから、新しい物になって、
かえってラッキーだったかもしれない。
着替えのTシャツ、パンツやタオル、カーテンも
気持ち悪いので全部コインランドリーで洗濯したのだが
乾燥機で乾燥させたものだからカーテンが少し縮んでしまった。
大家と業者は、外壁と土台の間にあった穴から水が入ったと言って、
そこを塞いだのだが、そこから水が入るには
20cmくらい水が溜まらないと室内の床の高さにならない。
その場所は歩道に通じていて水がそんなに溜まるはずがなく、
仮に溜まったとしても長時間20cm以上の水位を維持していなければ、
あれだけの水は室内に流れ込んでこられない。
私は2階、3階のベランダに問題があるのではないかと思っている。
ベランダの排水口がゴミや枯葉で塞がってしまうとベランダに水が溜まる。
ベランダの防水加工がきちんと施されていない箇所があれば、
そこから水は壁を伝って下に落ちる。
外壁と1階室内の壁との間に水が流れ落ち、
外に逃げられない水が室内側に入ってきたと考えている。
大家にもそのことは話をしているが、どこまで調査して改善するのか不明で、
まだまだ安心できない状況だ。
営業できるようにはなったものの休業補償の話もまだ確定しておらず、
気分一新とはいかない。
営業を再開して、今までのようにお客様が来てくれると良いのだが。