マクドナルドの商品にビニール片や歯、鉄くずが入っていたという
異物混入報道が相次いでいる。
おそらく今まではお客と店側での話し合いで済んでいて
表面化されなかっただけのことだと思う。
それがネットで「異物が入っていた」と流されたことで
「そんなことなら俺もあった」「私もあった」と
次々と名乗り出るものが続いたのだと思う。
ほかのファストフード店でも同様もしくは類似のことは起きているはずである。
マクドナルド側の会見では、公表していない問題は他にもあるという。
口に入れるものだけに衛生管理は徹底してもらわなければならないが、
年間数億個もの食品を提供しているのだから、作業工程上こういうことも起こりうる。
あってはならないのだが、
異物混入など公表されたもの以外にもあるのは不思議ではない。
だから許されるというわけではなく、
問題0に向けて企業努力は継続しなければならない。
マック側は会見で『個別対応』(非公表)と『そうでないもの』(公表するもの)の
2つに区別することを説明していた。
企業としては当然の対応なのだが、消費者からするとどちらも『品質問題』。
中国工場での使用期限切れ鶏肉の使用とは問題の性質は違うが、
区別していたことを公表してしまったのは失敗だった。
消費者からの信頼を失うことになってしまう。
問題が大きく広がってしまった今、消費者からの信頼回復のためにも
異物混入原因をきちんと調査して公表するべきだ。
一連の異物混入報道でマックの売り上げは大打撃を食うだろう。