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高校生の倫理観に考える

高校生の倫理観

9月15日付けの産経新聞に【高校生の倫理観】の

調査データを基にした記事が載っていた。

それによると、全国29都道府県、54高校、

1~3年生 6168人(うち女子3311人)対象で

《やってはいけないと思う》
タバコ        80%
酒          52%(1年生は39%、3年生は55%)
電車内での携帯通話  54%
女子生徒が休み時間に
     化粧をする    36%

タバコはほとんどの高校生が良くないことと思っているが、
酒、電車内携帯通話は半数が悪いという認識がない。
女子生徒の化粧については7割近くが容認している。

高校生のモラルの低下が著しいが、それでも
目上の人に敬語を使うは、9割が
近所の人に挨拶をするは、7割が実行しているという結果もある。

しかし、電車やバスで席を譲るは、
4割未満で、2割以上がこれまでに譲ったことがないという。
さらに、勉強をがんばるは、15%と低い。

人前での化粧や電車の床に座るなどの行動は、『恥じらい』意識が薄れている証。
OLも電車の中で化粧をしており、大人が注意しても説得力がない。

酒は、自動販売機やコンビニで人目を気にせずに買える。
(コンビニの店員は高校生のアルバイトが多い)

公共の場での自分勝手な行動を『個性』扱いし、
『身勝手』と『個性』を履き違えている

高校生は大人社会の縮図
親や教師など身近な大人に手本となるような人が少なくなっているのが現実。

高校生だけを非難するのではなく、
周りの大人みんなが考え方を改めなければならない


飲酒運転が良い例である。
先日も19歳の未成年者が飲酒運転ひき逃げ事故を起こした。
彼にしてみれば、自分は大丈夫という自負もあっただろうが、
それ以前に、大人だってみんなやっているじゃないか、
という気持ちが心のどこかに必ずあったと思う。

そして、自販機で高校生でも酒が買えるというシステムを作ったのは大人。
やはり大人が反省し、
高校生を始めとする子供たちの手本となる人間にならなくてはいけない。

子供たちには 「駄目なものは理屈なしにダメ!」 
と物事の善悪を教えることも必要だと思う。