ぴ~まん’s ワールド

仕事も遊びも楽しくやろう 楽しくなければ人生じゃない

新人と先輩・上司

 【日本経済新聞社調査】

先輩・上司から見た新人の問題点

1 あいさつがきちんとできない  519

2 メモを取らず、同じ事を何度も聞く  432

3 敬語が使えない  409

4 雑用を率先してやろうとしない  300

5 ホウレンソウ(報告・連絡・相談)ができない  297

6 同じ間違いを繰り返す  282

7 返事ができない  267

8 自分のミスを謝らない  257

9 「指示待ち」で自分から積極的に動こうとしない  220

10 プライドが高く、知ったかぶり  219

11 忙しい先輩に「手伝いますか」の言葉もなく帰るなど、協調性がない  204

12 仕事中の私語が多すぎる  189

13 注意すると「逆ギレ」する  160

14 仕事の優先順位がつけられずパニックになる  156

15 好き嫌いで物事を判断し、露骨に態度に表す  144


1位は「あいさつがきちんとできない」との嘆き節。
「『チーッス』みたいな言葉遣いをする」(35歳男性)のは論外にしても
「いつまでたっても、こちらのあいさつにうなずくだけ」(44歳女性)
「社長クラスにしかあいさつせず、こちらからしても無視」(35歳女性)
とは、先輩たちも穏やかでいられない。

新人として覚えたいのは
「おはようございます」「お疲れさまです」「お先に失礼します」の3つの“お”。
「ごちそうしても翌日にお礼を言わない」(45歳女性)ようではダメだし、
「顧客に会わせて紹介しているのにあいさつしない」(42歳男性)では、
ビジネスにも影響しかねない。


2位の「メモを取らず同じ事を何度も聞く」は、
自分の仕事も抱えつつ面倒を見る上司からすると、見過ごせない。
しかも「ミスを注意したら教えてもらっていないと言う」(39歳女性)
とは、怒りを通り越したあきれ顔が目に浮かぶ。


3位は「敬語が使えない」。
「上司・同僚を問わず、最初からタメ口」(44歳女性)とは、
敬語を単に知らないだけなのか、
はたまた実力主義でフラットな関係を望んだ計算ずくの行為なのか。
「社外の人との電話で、社内の人をさん付けする」(44歳女性)のは
代表的なマナー違反だし、
「無礼講での本当に無礼な言動」(44歳男性)
というのも、節度を守れなければトラブルのもとだ。


4位は「雑用を率先してやろうとしない」。
本業で大きな戦力になれないうちは、せめて雑務でも貢献をとの謙虚さも重要。
「上司が掃除をしているのを見て
『掃除が好きなんですね』と何もせずに言う」(31歳男性)などは問題外だ。

「すぐそばにいるのに、頼み事をする時は必ず社内メール」(31歳女性)は非常識。
「残業させると翌日、会社に母親が怒鳴り込んできた」(38歳女性)
というケースもあった。


「今の職場は、隣は何する人ぞといったマンションのような『個職化』が進んでいる。
新人はぜひ、部屋の鍵を閉めず、先輩に素直に相談を」と話すのは、
「不機嫌な職場」の著者の1人で経営コンサルタントの高橋克徳さん。
上司に対しても「ちゃんと部下にも『おはよう』と言ってますか?」 
「互いにコミュニケーションしやすい職場の雰囲気づくりを」と求める。



上司が気をつけなければならないこと

1 言うことや指示がコロコロ変わる

2 強い者には弱く、弱い者には強い

3 大事な局面で責任逃れ

4 感情的で気分屋

5 失敗を部下のせいにする

6 上司自身が仕事ができない

7 部下の手柄を持っていく

8 部下の指導をしない

9 決断力がない

10 仕事を無責任にすべて部下に丸投げする

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嫌われるのは一貫性のない上司

迎える側も「困った上司」と見られないようにしたい。
最も嫌われるのは、言動に一貫性のないタイプ。

1位の「言うことや指示がコロコロ変わる」をはじめ
「強い者には弱く、弱い者には強い」「感情的で気分屋」も同様だ。
「『○○的な』『みたいなぁ』と女子高生のような指示」(37歳男性)も
混乱のもとだ。

「特許申請書類に、自分の名前も載せておくように言ってきた」(48歳男性)ような、
「部下の手柄を持っていく」上司も困りもの。

そんな職場にいる部下たちの自衛策について、
精神科医香山リカさんは
「その人の言動に一喜一憂しないことが大事。
仲間たちで酒でも飲みながら愚痴を言い合って、
痛みを分かち合う一種の"カウンセリング"も大切ですよ」とアドバイスする。



【調査方法】
これまで職場で出会った「困らせられたり、腹が立った新人」と「働きにくかったり、愛想を尽かした上司や先輩」について2月中旬、調査会社マクロミルを通じて全国の30―59歳の会社員、公務員の男女に尋ねた。有効回答は1030人。 
調査では、「日経生活モニター」に対する事前調査の結果を参考に作成した42の選択肢(「その他」「そうした経験はなかった」を含む)を提示。
それらの中から、実際に出会って困ったことがあるタイプの人について、最大で10まで選んでもらった。
他の選択肢では、新人については「仕事中に携帯電話ばかり気にしている」「見え透いたウソをつく」など、上司・先輩では「ほめない」「いやみばかり言う」などがあった。



すべての人に善く思われるなんてことは有り得ない。

会社で時間を過ごしていれば給料が貰える訳ではないのだから

新人は謙虚さと積極性を持ち、どうしたら会社に利益をもたらす貢献が

出来るのかを常に考え、先輩・上司は自分が新人だった頃を思い出し、

どう教育したら自分の手足、駒となる部下になるのかを考えていなければならない。


仕事の流れを早く掴み、何をどうすれば効率良く動けるのか、

それがどのような利益をもたらすのか、

社員は常にアンテナを張り巡らし、目配り・気配り をしていなくてはならない。

そのためには人間関係を円滑にしておく必要があり、

そのためのモラル・マナーがある。