中学時代のクラスメイトで
不思議と仲の良かった女の子 Y (今はすっかりおばちゃんだけど)から連絡があり、
「去年の8月に脳溢血で倒れちゃってさあ・・・」
「えっ!?」
「今は病院でのリハビリも終わって家に居るんだけど」
彼女とは男と女というものを超越した何かがあり、
話をしているとお互いに気持ちが楽になるのを
中学校時代から感じていた不思議な関係だ。
30代半ばに離婚してから測量の資格を取り、3人の男の子を育てた頑張り屋さん。
私が男ばかりの3人兄弟だったこともあり、
「男の子って母としてどう接したら良いのか分からなくて」
と子育てに関して相談されたこともあった。
お陰で私の奥さんから誤解を受けたこともあった。
辛いときにも辛そうな顔をせず、いつも明るく振舞う。
正月に年始のメールを送ったけど返信がなかった。
彼女にしてみればこういうことは時々あったことなのでさほど気にしていなかった。
元々血圧が高く、仕事もハードだったから気を付けるように言っていたのだが、
「薬も飲んでいるし大丈夫だよ」
と言っていた。
「病院生活が長かったから少しスマートになったよ」
「20kgくらい落ちたか?」
「そこまでは痩せないよ」
幸い弟より状態は良く、電話でも普通に会話が出来る。
が、やはり右側に麻痺が残っているという。
「会おうよ」と言うから
「おう、良いよ」と言った後で
(あれっ?俺がそっちへいかなくっちゃならないのか!)
と気が付いた。
お互いに東京の端と端に住んでいるから
会うときにはお互いの中間点で待ち合わせしていたものだから
いつも通り、気軽に返事をしてしまった。
弟のことを話し、
「来週、弟が転院するから、そうしたら一段落するからそっちまで行くよ」
と返事をした。
彼女が私にとって特異な存在ということもあり、
弟と同じ脳溢血を患ったこともあって気が気ではない。
近いうちに見舞いに行こうと思っている。