2012 |
ディザスター(災害)映画の名手、ローランド・エメリッヒ監督の集大成ともいえる話題作。
ローランド・エメリッヒ監督は、
インデペンデンス・デイ (1996)
紀元前1万年 (2008)
などのディザスタームービー作品がある。
古代マヤ人が2012年12月21日に訪れるとしていた世界の終末を題材にしている。
太陽ニュートリノが変異し、地球のコアを過熱。
やがてその熱で緩んだ地殻が一気に崩壊をはじめ、
わずか3日で地表のすべてが海中に没するという設定。
突如訪れる“終末の時”を、正反対の立場で迎える2組の人々のドラマを交錯させて描いている。
世界が壊れていくなか、政府が市民を欺いてとってきた陰の行動、闇の部分も明かされる。
CGを駆使した映像は迫力満点。
だが、内容的にはちょっと勢いで突っ走り過ぎの感がある。
2012年に地球規模の異変が起こることを察知し、
それに対応すべく地下数千メートルでの調査、
世界各国政府が陰で進めてきた方舟建設ついて
もう少し話があると良かった。
また、あれだけ地核の変動が起きて磁場に異変が起きているはずなのに
飛行機が飛べていたり携帯が使えていたりする疑問シーンもあるが
そこは映画ということで見過ごさなくては楽しめない。
158分という長い作品だが、長時間というのを感じさせないのは
映像の凄さからだろう。
しかし、見終わった後に何も感慨が残らなかった。
インパクトが強かった気がする。
この手の映画は最後は人間の英知が自然に対抗するというもので
これもパターン化してしまっている。
☆4つです!
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