仙谷官房長官は「地検独自の判断だ」と繰り返した。
この言葉を真に受けるのはよほどのお人善しだろう。
仮に「地検独自の判断」であったなら
民主党の言う「政治主導」は口先だけのものに過ぎないことの証だ。
中国は今回の事件で、
などいろいろと嫌がらせをやってきた。
船長の釈放で経済的打撃を避け、おとなの対応をしたと判断する人もいるが、
そもそも問題を起こしたのは中国ではないか!
尖閣諸島は日本の領土である。
尖閣諸島は1885年以降政府が現地調査を行い、
無人島であるのみならず、清国の支配が及んでいる痕跡がないことを慎重確認の上、
1895年1月14日、正式にわが国の領土に編入することとしたもの。
「尖閣諸島にも適用される」との見解を示したのだ。
さらに石垣島には
領海侵犯は明らかなのだ |
中国の要求を丸呑みした今回の船長釈放は、
尖閣諸島の危機だけに留まらず、日本と日本人に多大な危機をもたらすことになる。
中国がやったことは、意図的に車にぶつかり、示談で慰謝料請求をする「当たり屋」と同じ。
ヤクザまがいの国家意思をむき出しにしてきた中国に対して
日本政府の対応は、
あまりにもお粗末、腰抜け! |
国家は、領土、人民、主権の3要素から成り立っている。
しかし、事件発生以降の首相の言動を見ると、
領土、人民、主権を命懸けで守ろうという気迫がまったく感じられなかった。
挙句の果てが「地検独自の判断だ」と平然と責任逃れの発言をする政府に
国、国民を守れるはずが無い。
東シナ海の領有権をあわよくば独占しようという中国は、
「冷静に、穏便に」という日本の基本方針が通用する相手ではない。
今後また同じような事が起こり、中国の要求がエスカレートするのは火を見るより明らかだろう。
何故、日本政府は
と中国に強く発信しなかったのか?
「粛々に」などと悠長なことを言わず、毅然とした対応をしてもらいたかった。