10日には横浜の倉庫に入庫していて登録待ちだったのだが、
その倉庫が大きく揺れ、車が落下したり、傷付いてしまったのが出たという。
倉庫は登録待ちの車5000台の収容能力があり、
デパートなどによくある立体駐車場のように吊り下げられたケージに乗っている。
地震でケージが大きく揺れたために床部分のパレットが外れて落ちてしまったり、傾いてしまい、
傷付いてしまった車が出たようだ。
無事な車も多数あるようだが、それを傷付けずに引っ張り出すには
倉庫の駐車システムの修理、安全確認を待たなければならず、50日くらいかかってしまうという。
納車を急いでいる車に関しては倉庫に入っていた車をトヨタで買い上げ、
その客の車を新たに生産することにした。(その方が早い)
私の場合、今までの車をすでに廃車処分してしまっているので
優先的に再生産の手続きをしてくれた。
代車も必要なときに言ってくれれば車種はどれになるか分からないが、
試乗車を回してくれるという。
納車が3月から4月になってしまうことで自賠責保険が4000円近く発生してしまうが、
本来なら今日、明日くらいには納車されるはずだったが、4月上旬~中旬にはなってしまうだろう。
頻繁に車を使うわけでもないし、考え方によってはガソリンを入れるのも大変な時だから
少し遅れるのは結果オーライかもしれない。
さらに、ナビに搭載されている部品の一部が東北地方で生産されていて、
その部品はすぐには調達できないという。
納車時にはナビなしのラジオ、CD一体のものを付けて納車し、
ナビが入り次第付け替えることになった。
依頼していたナビは、ナビ機能の他に
オーディオ、12セグTVモニター、バックモニター、ETC連動機能などが
一体となっているものだが、
今までの車には付いていなかったものだから、それほど不便は感じない。
東北地方で部品の一部が生産されていて、その部品が生産できなくなったために
製品そのものの生産ができない物は他にもたくさんあるだろう。
直接被害がなくても間接的な影響があって会社機能がマヒしてしまっているところもある。
震災の影響は大きい。
これからしばらくの間、東日本の経済が停滞するだけではなく、
経済停滞が日本全体にまで波及してしまう可能性がある。