昨日は、会社勤務時代に入社当時からお世話になった元上司の家に行ってきた。
昨年10月に胃癌が見つかり、暮れに胃の3分の2切除の手術を受けた。
痩せこけているかと思っていたが、手術前とほとんど変わらない姿だったのでホッとした。
元上司は、入社時から本当にお世話になった人で、
私が営業として一人立ちした後も何かと目を掛けていてくれた。
プライベートでもゴルフに行ったり、麻雀をしたり友達感覚で付き合ってくれていた。
社内では納得がいかなければ社長にも直接かけ合ったりして
少々、反発分子的なところもあって、そのグループは○○(元上司の名字)一家と呼ばれ、
私は○○一家の一の子分と言われていた。
退職後も町内のまとめ役を買って出て、忙しく動き回っていた。
本人は、抗癌剤の副作用もなく、食事に気を使うくらいだと言っていた。
手術時にはリンパへの転移は見られなかったが、これから先はどうなるか分からないとも言っていた。
「なるようにしかならないが、生きる為に自分で出来ることはやっていきたい」
というところは昔と少しも変わっていない。
それよりも奥さんのほうが気が気ではないといった感じだった。
どこの家庭でも一家の主が癌になったとなれば、回りの家族のほうが落ち着かなくなってしまうだろう。
奥さんには、
「転移も見られなかったのだし、抗癌剤の副作用も無いのだから大丈夫です。
奥さんが気を揉んで血圧を上げたりして倒れてしまったら共倒れになってしまいますよ。」
と気休めにしかならない言葉を掛けてきた。
と気休めにしかならない言葉を掛けてきた。
癌は珍しい病気ではなくなっているが、重く、怖い病気であることには変わりない。
高齢になれば進行も遅くなるが、まだまだ元気でいてもらいたい。