放射線治療もいよいよ残すところあと２回となりました。
副作用は、ＧＷ明けの頃と比べると少し進んだ感じです。
排尿痛は、薬を飲んで治まっていましたが、ここへきてまた出始めました。
薬を飲み続けて我慢するしかないようです。
通院中、待っている間によく顔を合わせる二人の患者さんと話をしていました。
一人は私と同じ前立腺癌で同じ日から治療を始めた６７歳の男性Ａさん。
私より腫瘍マーカー値もグリソンスコアも低いのにナーバスになっていました。
Ａさんは、他の患者さんにも積極的に話しかけ、
情報交換をしながら自分を落ち着かせようとしているように見えました。
他の患者さんと比べて病状が軽いと分かったようで
治療が進むにつれ穏やかになり、余裕も出てきました。
Ａさんは、生体検査を受けた病院で
「すぐに手術しましょう」
と言われたと言っていました。
そこの病院ではロボット手術「ダヴィンチシステム」を導入しているというので
「医師がダヴィンチをやりたかったのでは？」
というと
「私もそんな気がします。
手術以外の選択肢の提示もなく、手術しかないといった感じでした。」
手術以外の選択肢の提示もなく、手術しかないといった感じでした。」
と言っていました。
ネットでいろいろ調べ、手術後の痛みや尿漏れに悩む人の声を聞き、
手術しなくても同等の治療効果が見込めるトモセラピーのある江戸川病院を見つけ、
ここで治療してもらうことにしたと言っていました。
もう一人は、乳がん治療で来ていた４０歳くらいの女性Ｂさん。
車で１５分くらいの所に住んでいて、毎日母親に送り迎えしてもらっていて、
主に話をしていたのは母親の方とでした。
胸の表面に近いところに小さなしこりがあるのに気がつき、
会社の健康診断時に医師に相談したら
「検査しましょう」
ということでその医師のいる病院で検査を受けたのだが、
「癌ではない」
という診断で、しばらく様子を見ましょうということになった。
３ヶ月ほどしてしこりがうっすらと黒ずんできたのでおかしいと思い、
自宅から近いこの病院で診てもらったら
と言われた。
その日のうちに手術日が決まり、傷口が落ち着いてから放射線治療を始めた。
併せて他の病院でのホルモン療法も受けています。
「あのまま初めの医師の言うがままにしていたらと思うとゾッとする」
と言っていました。
Ａさんは副作用で頻尿と排尿痛、残尿感、排尿の我慢が難しくなったことの他に
かなりだるさを感じると言っていました。
私は今のところ、若干の残尿感はあるものの、だるさはほとんどありません。
Ｂさんは、少しだるさを感じるのと、
放射線を当てられた所が日焼けしたように赤みを帯び、
衣服で擦れてもヒリヒリすると言っていました。
個人差もあり、副作用は治療部位によっても違ってきます。
私と同様で、二人とも生活に支障をきたすほどの副作用や痛みは出ず、
仕事にほとんど影響なく治療を受けられたのが良かったと言っています。
自分のことと併せて、二人の話を聞いて強く思ったのは、
初めに診察・検査を受けた病院次第で診察結果や治療方針が変わることがあり、
それによって、その後の病状や生活が左右されるということ。
現代は、多岐にわたる情報収集が可能なだけに、
自分の体、生活環境などに照らし合わせて
多くの情報の中から何を選択するかの判断力が大事であり、
少しでも疑問を持ったら、遠慮なく医師に聞くこと。
医師は患者の疑問、質問に答える義務があります。
また、疑問が解消されないようなら
医師に義理立てせずにセカンドオピニオンを受診すること。
場合によってはサードオピニオンまでも考えて良いと思います。
医師を含めた医療機関を信頼しなくては治療を進めることはできません。
しかし医師も人間、間違うこともあります。
自分の体は自分で守るくらいの気概を持って、病気と向き合うことが大事です。
また、医師と患者は主従関係ではなく、
立場は対等であることも覚えておくべきです。
幸い、私が検査を受けた病院の医師は、癌だと分かると
「手術にしますか？放射線治療にしますか？
手術だと何日くらい入院して、
個人差はありますが、術後こういうことが起こることがあります。
放射線治療だと治療日数が何日くらいで、
こちらも個人差がありますが、このような副作用が起こることがあります。
放射線治療ならトモセラピーのある駒込病院か江戸川病院の
どちらかが良いでしょう。」
手術だと何日くらい入院して、
個人差はありますが、術後こういうことが起こることがあります。
放射線治療だと治療日数が何日くらいで、
こちらも個人差がありますが、このような副作用が起こることがあります。
放射線治療ならトモセラピーのある駒込病院か江戸川病院の
どちらかが良いでしょう。」
とテキパキと説明してくれたので助かりました。
