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男たちのYAMATO

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男たちのYAMATO

海軍兵の愛国心に沿った戦争映画だと思っていたが、「生きろ!」「無駄に命を捨てるな!」といった反戦映画だった。

自分たちが死んで本当に日本のために役立つのか?という本音を公に出来ない状況下で戦いに向かう若者達。
大和の司令官も大和の出撃に疑問を抱き、7,000人もの兵士を無駄死にさせたくないと思いつつも、軍の命令には逆らえない。

護衛機もなく、片道分だけの燃料で玉砕覚悟の特攻。
見込みの無い無駄な戦いに挑み、やみくもに兵士を送り込む、実際に戦場へは行かない軍のトップ。

戦争の無意味さを改めて感じさせられる映画。

戦艦大和は、大艦巨砲時代のシンボル的な戦艦で、当時世界最大の艦であった。
艦が攻撃され傾いても海水を注入してバランスをとり、沈みにくい設計もしていた。
当初の設計に機銃装備を増やし、対空対策も備えていた。
このあたりの大和のすごさ、日本の設計、造船技術の高さをもっと紹介してほしかった。

しかし、こんなすごい戦艦でも米軍の航空機による攻撃で沈んでしまった。
戦闘シーンは迫力十分。
まるで、うさぎのような小動物を数千匹の蜂がこれでもか、これでもかと攻撃しているようだ。

映画としては、いまひとつ訴えてくるものが弱く、映画の中に引き込まれるということがなかったのは残念。

星 2つです
  ☆ ☆ ★ ★ ★