ぴ~まん’s ワールド

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中国高度成長に伴う弊害

これは中国だけの問題ではありません。

経済成長の真っ只中にある中国を例に取るのが一番理解し易いと思うので、

中国をモデルにしました。



北京オリンピック を来年に控え、中国は今、工業化推進、建設ラッシュ。

高層ビルやホテル、高速道路、家電製品や衣料品、食料品の工場も増える一方で、

中国の経済成長には目を見張るものがあります。

昭和30年代の日本を彷彿とさせるものがあります。


日本は昭和30~40年代に高度成長を果たしましたが、

その後、この成長に伴う大きな犠牲を強いられることとなりました。

  公害です!

当時、工場からの排水は垂れ流し、煙突からは24時間黒い煙が出続けていました。

排水を川に流していたために川は汚れ、川魚がいなくなりました。

やがてその水は海に流れ、近海が汚染されることとなりました。

東京湾ヘドロの海 と化してしまったのです。



工業化が進むことで付いて回る問題は

大気汚染水質汚濁土壌汚染騒音振動悪臭地盤沈下

近年では、上記の七公害のほか、

光害や日照に係る被害も深刻な問題となっています。


そして、この公害がもたらした


水俣病チッソ株式会社)



が、四大公害病とされています。

他にも

1962年 サリドマイド薬害事件

1968年 PCBによるカネミ油症事件

'''1970年 スモン病薬害事件 
(整腸剤キノホルムによって1万人以上が知覚障害などの被害を受ける)'''

などの薬害もあります。

近年では、アスベスト被害(肺水腫) が大きく取り上げられました。


中国は高度成長した日本を手本として、大きく躍進しようとしています。

しかし、表向きの華やかな成長に目を奪われ、

日本が後に苦悩した公害・薬害のことが疎かになっているように思えます。


工業排水の垂れ流し、認可されていない食品添加物の混入・・・。


中国のずさんな管理から、日本海沿岸に医療廃棄物が流れ着き、

最近では、アメリカで食料品が問題になり、輸入停止となったものがあります。


つい先日、段ボール肉まん が問題になり、

中国サイドは放送局側の行き過ぎた やらせ だったと発表したが、

やらせ ではなく、本当にあったのではないかとも考えられます。

あれが本当だったら、各国が中国からの食品輸入にストップを掛け兼ねず、

中国の信用は一気に崩落、オリンピックどころではなくなってしまいます。

やらせ ということにして、

一部の悪質な人間の仕業で、中国全体に波及することではないと訴えたかった

というのが本当のところかもしれません。



添付したサイト記事は、ななみさん から教えていただいたもので

現状の中国のものとされています。



真偽の程は判りませんが、日本でも昭和30年代に同じようなことがあったのです。

中国は国土も広く、人口も多いので、

日本を教訓にして公害・薬害問題にもっと真剣に取り組んでもらわないと、

中国だけの問題では済まなくなり、

地球規模の環境破壊

に繋がってしまう恐れがあります。


経済発展に伴う公害・薬害に、お金も時間も掛けないと

取り返しの付かないことになってしまいます。