昨日投票、開票された東京都議選は、
今回の都議選には国政の影響が大きいと見られているが、
都民の意思の表れの方が大きかったのではないだろうか。
いずれにしても都政第一党となった民主党と
石原都知事の都政運営の間で波乱がありそうだ。
政策の方向性には大きなズレがある。
暮らしや福祉分野中心の政策を推し進めようとしている。
一方の石原都知事は、どちらかといえば都市整備に力点を置いている。
そしてこの都議会議員選挙の結果が国政選挙にどう影響するのか?
無駄の排除でカバーできると言うが裏付けが乏しい。
衆参両院の議員定数削減、
公務員総人件費2割削減、
などを打ち出し、無駄使い削減で9兆1千億円を捻出するとしているが
頑固でわがままな官僚を押さえ込むことが出来るのだろうか?
さらに民主党は、
子供手当ての支給、
高速道路の一部無料化、
など国民が喜びそうなことを挙げているが
果たして借金だらけ、不景気真っ只中の今の日本で
消費税アップ抜きで16兆8千億円もの巨額の財源は捻出出来るのか?
対する自民党は麻生総理進退問題でスッタモンダしており、
どちらも安心して任せられるという訳にはいかない。
夢物語に近いものを訴える民主党。
日本をボロボロにしてしまい、保身に走っているとしか見えない自民党に代わって
夢物語で終わってしまうかもしれないが、
民主党に政権を取らせてみるのも良いかもしれない。
ただその際には党首、首相は鳩山さん、小沢さんではなく
岡田さんにやってもらいたいというのが私の個人的な考えだ。
これからの2~3ヶ月で政局は大きく変わるだろうから注目していきたい。